C・ロナウドと“時を超えて”再会 ユナイテッドMF、“秘蔵写真”公開が話題「夢が完成」
リンガードが少年時代にC・ロナウドの指導を受けた時の写真3枚をSNSに投稿
マンチェスター・ユナイテッドは現地時間27日、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの移籍でユベントスと合意したことを発表した。宿敵マンチェスター・シティ移籍に近づいていると現地メディアで報じられていたなかでの急転直下の“古巣”復帰劇は、世界に大きなインパクトを与え、“赤い悪魔”で一時代を築いた英雄の帰還に期待の声が高まっている。そうしたなかでユナイテッドMFジェシー・リンガードは、自身の公式SNSを更新。下部組織に在籍していた少年時代に、ユナイテッドの“7番”を着るロナウドから指導を受けた当時の写真3枚を添えて復帰を歓迎すると、海外メディアも「夢が完成した」と2人の時を超えた“再会”に注目している。
36歳のロナウドは、2018年にユベントスに加入。昨季は33試合29ゴールでセリエA得点王に輝くなど活躍したが、チームは4位に終わりリーグ10連覇を逃した。契約最終年を迎える今夏は去就が大きく取り沙汰され、古巣レアル・マドリードへの復帰説も流れたがユベントスでシーズンをスタート。だが、ここ数日でシティ移籍の可能性が急浮上し、交渉の行方が注目されていたなかで、古巣ユナイテッドへの電撃復帰が決まった。
ロナウドはユナイテッドに2003年から6シーズン在籍。黄金期を謳歌していたチームでスーパースターへの階段を駆け上がっていった。18歳で加入した1年目から伝統の“7番”を背負うと、公式戦通算292試合で118ゴールをマークし、ウインガーから徐々にストライカーとしての能力を開花。プレミアリーグ優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ制覇1回、個人としても2007-08シーズンに34試合31ゴールでプレミア得点王に輝き、08年に初のバロンドールを受賞している。
そんな栄光に彩られたアタッカーの13シーズンぶりの帰還にファンが歓喜するなか、ユナイテッド下部組織出身のMFリンガードが公式SNSを更新。ユナイテッド時代のロナウドが下部組織のチームを訪問して指導する様子を捉えた3枚の写真で、坊主頭のリンガードが笑顔のロナウドに握手を求める場面や、頭をなでられているシーンが写っている。
この投稿にファンから「エモすぎる!」「とても美しく素晴らしい写真」といった声が寄せられていたが、海外メディアも反応。衛星放送「FOXスポーツ」公式ツイッターが「ジェシー・リンガードが少年時代のアイドルの帰還を歓迎」と綴れば、「TNTスポーツ」メキシコ版公式ツイッターは「夢が完成した」と伝えた。
28歳のリンガードは今年1月、ウェストハムに期限付き移籍し16試合9得点と大活躍。現在はユナイテッドに戻っているものの、ウェストハムなどへの移籍の噂も浮上している。移籍市場閉幕まで去就が注目されるが、自身の“アイドル”であるロナウドとオールド・トラッフォードのピッチに立つ瞬間を夢見ているかもしれない。