英雄ルーニー、元同僚C・ロナウドの移籍話に見解 「PSGに行く可能性のほうが高い」
マンUで共闘したロナウドについて「あれほど名声を築いた選手に、それが起こるとは…」
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであり、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏は、かつてチームメートだったポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)のマンチェスター・シティ移籍話に複雑な思いを抱いているようだ。英紙「メトロ」が報じている。
イングランド代表FWハリー・ケインをトッテナムから引き抜けなかったシティは、次なるターゲットにユベントスのロナウドをリストアップしたようだ。36歳になるストライカーはユベントスを退団する意思を固めたと報じられており、すでに個人条件ではシティと合意に達したとも伝えられている。
ルーニー氏は、シティのライバルであるマンチェスター・ユナイテッドで5シーズンにわたってロナウドと共演し、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝1回、プレミアリーグ優勝3回を成し遂げた。かつてのチームメートのシティ入りを問われると、「私に対して、それが可能かと聞いているのであれば、私はその可能性について大きな疑いを持っているよ。実現するか、確信は持てない。ユベントスを去るのであれば、PSGに行く可能性のほうが高いと思う」と、ユナイテッドのライバルクラブではなく、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが加入したパリ・サンジェルマン(PSG)へ行く可能性が高いと予想した。
とはいえ、これまでもユナイテッドで活躍した選手が、シティへ移籍した例がないわけではない。ルーニー氏も「一方で、サッカーは何でも起こりえる。以前にも起きた。マンチェスター・ユナイテッドの偉大な選手、レジェンドたちでも、ピーター・シュマイケルはシティに行ったし、アンディー・コールもシティへ行った。マーク・ヒューズもシティで監督を務めた。以前も起きたことだ」と、具体例を挙げつつも「でも、クリスティアーノほど名声を築いた選手に、それが起こるとは思えない」と、改めて否定的な考えを示している。
ユナイテッドで歴代最多となる253得点を決めているルーニー氏は、「私がリバプールやシティでプレーすることができないことは、誰もが知っていることだ。それは明確だけれど、人はそれぞれだ。経済的な面で、本当はプレーしたくないクラブでプレーすることがあるかもしれない。そうした見解をする人がいるかもしれない。ただ、私にとっては選択肢にもならない」と、ユナイテッドのライバルクラブに所属することはないと強調した。
2009年にユナイテッドを離れ、スペイン、イタリアでプレーを続けてきたロナウド。かつて所属した古巣のライバルクラブへ移籍して、イングランドの舞台に戻ることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)