「移籍の話は立ち消えに」 チェルシー、新旧フランス代表DFの入れ替え画策は頓挫か
個人条件は合意したものの、セビージャへのクンデ獲得の正式オファーは届かず
チェルシーは今夏にフランス代表DFクル・ズマを放出し、セビージャのフランス代表DFジュール・クンデの獲得に動くと報じられてきた。しかし、ウェストハムへの移籍が秒読みとされていたズマの交渉がストップし、計画は見直しを迫られているようだ。英紙「デイリー・スター」が報じている。
トーマス・トゥヘル監督の就任後、チェルシーでポジションを失ったズマは、移籍金2500万ポンド(約38億円)で同じロンドンのウェストハムへの移籍が近づいていた。ウェストハムでは、デビッド・モイーズ監督が最終ラインの強化を希望しており、ズマの獲得を希望。しかし、フランスのテレビ局「TF1」によると、「メディカルテストのスケジュールも決まっていたが、移籍の話は立ち消えになった」という。
ウェストハムが新たなDF探しを始めることになったのと同時に、来週の移籍市場閉幕を前にセビージャからクンデを獲得しようとしていたチェルシーにとっても、交渉決裂は想定外のようだ。セビージャはチェルシーに対して、移籍金6000万ポンド(約91億円)を求めていたが、ここまで正式なオファーはなく、ズマの売却後にオファーが届くと見られていた。
移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ記者によると、「チェルシーはクンデとすでに個人契約で合意に達しており、水曜日にクラブへ正式なオファーを送る予定だった」という。しかし、ズマを放出することで得られる予定だった資金も得られないため、こちらの交渉もストップしたという。
残り1週間となった移籍市場だが、ズマとクンデという2人の新旧フランス代表DFの交渉に進展はあるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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