財政難のバルサ、人件費削減の動き進行 ブスケッツと25%の給与削減で合意報道
ブスケッツは残り給与の60%の支払いも延期、達成しやすいボーナスも破棄か
深刻な財政難に陥るバルセロナは選手の減俸によって人件費削減の動きを進めている。スペイン代表DFジェラール・ピケ、同DFジョルディ・アルバに続き、同MFセルヒオ・ブスケッツも25%の給与カットで合意したとフランス紙「レキップ」が報じた。
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バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は今月、クラブの負債が13億5000万ユーロ(約1750億円)だと公表。新型コロナウイルスのパンデミックによってクラブの収入は激減し、リーガ・エスパニョーラが定めるサラリーキャップの超過によって、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(→パリ・サンジェルマン)との契約も断念せざるを得ず、不動の大黒柱を失った。
そんなバルサは選手の放出や給与カットによって人件費削減に動いている。ピケ、アルバ、ブスケッツ、MFセルジ・ロベルトのチームキャプテン4人のうち、すでにピケとアルバとは合意済みと伝えられてきたが、新たにブスケッツも減俸を受け入れたという。
レキップ紙によれば、33歳のブスケッツは給与の25%カットで合意したとされる。そのうえで、残り給与の60%の支払いも延期。さらにUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得時のボーナスなど、達成しやすい条件のボーナスも破棄したと伝えられている。
米スポーツ専門局「ESPN」によると、セルジ・ロベルトに関しては条件面で合意しておらず、まだ交渉中だという。バルサは今季限りで契約満了を迎える同選手に2年契約延長を打診する意向だが、そのためには40%の減俸が必要になるという。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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