「日本人を熱狂させる」 Jリーグ助っ人、芸術的な左足ミドル弾に海外注目「美しい」
福岡MFジョルディ・クルークス、左足のゴラッソで川崎の“無敗記録”をストップ
アビスパ福岡は25日、ホームでのJ1リーグ第26節で川崎フロンターレを1-0で破り、今季10勝目を挙げた。首位チームに今季初黒星をつけ、昨季から続いた連続無敗記録を「30」で止める決勝弾をマークしたのはベルギー人MFジョルディ・クルークスの左足でのゴラッソだったが、この活躍に海外メディアも注目している。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
27歳のJ・クルークスは、母国のヘンクでトップデビューを果たすと、オランダのマーストリヒト、ヴィレムII、ローダで活躍し、今季福岡に完全移籍した。コロナ禍による隔離期間を経て4月にチームに合流すると、左利きのアタッカーとして攻撃に変化を加える存在となり、前節まで14試合2得点。15日に行われた第24節セレッソ大阪戦(2-1)では、後半アディショナルタイムに敵陣右サイドから左足を振り抜き、劇的なシュートを叩き込んでいた。
そして首位の川崎を迎えたこの日も、J・クルークスの“魔法の左足”が輝きを放つ。0-0で迎えた後半21分、味方のシュートのこぼれ球を右サイドで拾ったJ・クルークスは、対峙した川崎FW長谷川竜也を相手に仕掛けると、左足アウトで斜め前方へ持ち出しながら相手を抜ききらずに左足を一閃。ペナルティーエリア手前右45度から放たれた強烈な一撃は、川崎GKチョン・ソンリョンの頭越しにゴールへ吸い込まれていった。
この一撃に、母国ベルギーメディア「Voetbalkrant」は「美しいキックで川崎のゴールキーパーを打ち負かした」と報道。オランダのサッカー専門サイト「VoetbalPrimeur」も「クルークスが日本人を完全に熱狂させる」と見出しを打ち、「ジョルディ・クルークスを覚えてる?」と、かつて同国のクラブでプレーした選手だと紹介するとともに、「アリエン・ロッベン風のファンタスティックなゴールで、アビスパ福岡のファンを完全に熱狂させる」と伝えている。
川崎の無敗記録を「30」で止めたゴラッソは、海外にもインパクトを与えたようだ。