ハーランド代理人、チェルシーに移籍金、年俸、手数料で計270億円超を要求と英紙報道
敏腕代理人ライオラ氏が天文学的な金額を要求し、チェルシーは手を引く流れに
チェルシーは今夏、インテルからベルギー代表FWロメル・ルカクをクラブ史上最高額となる移籍金9750万ポンド(約149億円)で獲得した。しかし、彼らが当初獲得を目指していたのはドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドだった。様々な思惑が絡み合う移籍市場だが、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)王者がルカクへ方向転換した理由の一つには、要求された年俸の高さがあったようだ。英紙「メトロ」が報じている。
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チェルシーは、来夏に6200万ポンド(約93億円)の契約解除条項が有効になるハーランドを、1年早く獲得しようと試みていた。1億ポンド(約150億円)に選手などのオプションをつけることで、ハーランド獲得を実現できると見込んでいた。
これまでドルトムントが頑なに応じなかったとされてきたが、選手側も莫大な年俸を要求していたとドイツ紙「ビルト」が報じている。
「ハーランドの代理人を務めるミノ・ライオラは、週給82万ポンド(1億2300万円)を求めた。これは年俸にすると4200万ポンド(約63億円)にもなる。実現すれば、ハーランドは世界で最も高給取りのサッカー選手となったが、チェルシーはドルトムントに支払う多額の移籍金、また、ライオラが要求する4000万ポンド(約60億円)の手数料に加えて、それだけの金額を払うことは不可能だった」
ルカクを獲得したことで、チェルシーは来夏のハーランド獲得レースには参戦しないとされている。来夏には他クラブへ移籍することが有力とされるハーランドだが、その時の年俸やライオラ氏の手数料がいくらになるかは、また大きな話題となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)