アーセナルOB、連敗の古巣建て直しに名乗り 「職をくれれば守備を修復してやる」
ソル・キャンベル氏は「負けは仕方がないが、簡単に失点し過ぎている」と指摘
アーセナルは今シーズン、プレミアリーグ開幕戦で昇格組のブレントフォードに0-2で敗れると、第2節でもチェルシーに0-2で敗れた。無得点で2連敗という結果は、クラブの118年の歴史の中でも最悪のスタートで、ミケル・アルテタ監督の手腕に疑問符が投げられている。そして、クラブOBの元イングランド代表DFソル・キャンベル氏が建て直しに名乗りを上げた。英紙「ザ・サン」が報じている。
17年前にアーセナルが最後にプレミアリーグを優勝した際の守備の要だったキャンベル氏は、英ラジオ局「talkSPORT」で「今のアーセナルを見るのは、辛いね。とても辛い」と、低迷する古巣の試合を見た感想を語った。
アーセナルの先発イレブンは、開幕戦のブレントフォード戦が24.6歳、第2節のチェルシー戦が25.1歳と若かった。キャンベル氏は若いチームであることを認めながらも、守備の脆さを指摘した。
「私たちは常にポテンシャルの高い選手を探しているし、ポテンシャルがあることは良いことだ。だが、時には即座に保証された成功がほしくなる。このチームは、とてもとても若い。それは忘れてはいけない。そして、経験が不足している。でも、それは当たり前だ。何人かの選手は基礎を積まなければいけない。そのために負けるのは仕方がない。でも、いくつかの失点はあまりにも簡単すぎた。攻められた時、何人かのDFは互いをバックアップできず、危険を察知できていなかった」
現役引退後、3部リーグのマクルズフィールド・タウンと2部リーグのサウスエンド・ユナイテッドで指揮を執った経歴のあるキャンベル氏は、「私は彼らを助けられる。2人がプレスをかけてくるブレントフォードをどう攻略すればいいか、教えてやるよ! それにしても、あの試合では何が起きていたんだ? 2人のプレスの対応は簡単だ。より低い位置を取れば、相手の中盤の選手はさらに10ヤードから15ヤード走らないといけない。そうすれば今度は中盤にスペースができる。そんな単純なことなんだよ!」と、開幕戦の敗戦に首をひねった。
夏の移籍市場の間に、選手補強も報じられているアーセナルだが、チームの修正に自信を見せるキャンベル氏がコーチングスタッフに加わることはあるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)