「良い関係を作れる自信はある」 神戸加入の武藤嘉紀、大迫勇也との連携に準備万端
19日にチームに合流し、21日の鹿島戦では途中出場で早速アシストをマーク
元日本代表FW武藤嘉紀は今夏に6年ぶりとなるJリーグ復帰を果たし、21日のJ1リーグ第25節鹿島アントラーズ戦(1-0)で早速新天地で初出場を飾った。24日には移籍後初めて単独でのオンライン会見に臨み、「コンディションは試合に出て上げていくしかない」と語った。
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29歳の武藤は、2015年にFC東京からドイツのマインツへ移籍。その後、イングランドのニューカッスル、スペインのエイバルと渡り歩いた末に今夏、6年ぶりの日本復帰を決めた。神戸での背番号は「11番」に決まり、21日のJ1第25節・鹿島戦で後半開始から途中出場。同34分に、MF山口蛍の決勝ゴールをアシストする鮮烈デビューを飾った。
チームに合流したのは19日。一週間も経過していないが、25日に第26節大分トリニーター戦、28日に第27節FC東京戦と中2日で連戦が続く。過密スケジュールの中でも、武藤は適応に自信を覗かせる。
「コンディション自体はまだまだ100%ではない。でも、中2日とかで試合が続くので、練習で上げると言うよりも試合で上げていくしかない。自分としては最初からも途中からでも、どちらでも行ける準備はしている」
同じFWのポジションには、ブレーメンから日本代表FW大迫勇也、かつてバルセロナでもプレーした元スペイン代表FWボージャン・クルキッチも加入。「与えられたポジションで役割が変わってくる」と武藤は冷静に話す。
「サイドになったらゴールマシンというよりも、守備もやってアシストもやって、ゴールも取れればベスト。FWで勝負させて頂けるならゴールを取ることにフォーカスしないといけない。大迫選手の良さはもちろん分かっている。だからこそ、彼に任せられることはしっかり任せて、自分の良さを出していくことが必要。2トップになった時はまた話し合って。自分の頭の中では(イメージは)できてますけど。かなり良い関係が作れる自信はあるし、楽しみにしています」
三浦淳寛監督は、大分戦への大迫の帯同について「連れて行きたいと思っている」と語っており、コンディションや試合展開次第では、武藤との共演も見られそうだ。