「ルカクは唖然とした」 アーセナルGK、卓越した反射神経で防いだ超絶セーブに英注目
アーセナルGKレノ、チェルシーに0-2敗戦も…神がかり的セーブを披露
アーセナルは現地時間22日、ホームで行われたプレミアリーグ第2節で、チェルシー相手に0-2と敗北を喫した。この試合の後半、相手のベルギー代表FWロメル・ルカクの至近距離のヘディングシュートを止めたドイツ代表GKベルント・レノのセーブについて、海外メディアが「ルカクはレノの驚異的なセーブを見て唖然とした」と取り上げている。
開幕戦で昇格組のブレントフォードに敗れている(0-2)アーセナルは、本拠地エミレーツ・スタジアムにチェルシーを迎えた。試合は序盤からチェルシーに押し込まれると前半15分、FWルカクに移籍後初ゴールを決められ先制を許す。さらに同35分、相手DFリース・ジェームズに追加点を奪われ0-2で折り返す。後半に入ると一転、アーセナルが何度かチャンスを作るもゴールを奪うことができずにいると、同32分には絶体絶命のピンチを迎える。
左サイドからイングランド代表MFメイソン・マウントにクロスを上げられると、ルカクに強烈なヘディングシュートを放たれた。これをレノが左手指先で触り、ボールはクロスバーを直撃し、なんとかピンチを凌いだ。至近距離ということもあり、ルカクはゴールを奪えたと思ったのか、セーブされたことに驚いた表情を見せ、唖然としていた。
このプレーについて英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」は「ルカクはレノの驚異的なセーブを見て唖然とした」と見出しを打ち、「ほとんどのファンはベルギー人がこの日2点目を決めたと思ったが、レノは他のアイデアを持っており、驚異的なセーブをやってのけた」と取り上げている。
試合はそのまま終了し、アーセナルは開幕から2連敗という苦しいスタートとなった。以前よりアルテタ監督がレノと競争できる選手の獲得を希望しており、先日シェフィールド・ユナイテッドからイングランド代表GKアーロン・ラムズデールを獲得していたが、レノは正GKの座を譲るまいとスーパーセーブを披露した。果たして、どちらが正GKの座を掴むのか、今後の選手起用にも注目が集まる。