「歴史上前例のないチーム」 完敗のアーセナル監督、欠場者続出のチーム状況に胸中吐露
アーセナルはチェルシーに0-2と敗北 アルテタ監督は「選手の努力は称賛したい」と言及
アーセナルは現地時間22日、ホームで行われたプレミアリーグ第2節でチェルシー相手に0-2と敗れた。指揮を執るミケル・アルテタ監督は試合後、「アーセナルの歴史上前例のないチームで戦っている」と振り返った。英紙「イブニング・スタンダード」が伝えている。
開幕戦で昇格組のブレントフォードに0-2で敗れたアーセナルは、本拠地エミレーツ・スタジアムに同街ライバルのチェルシーを迎えた。試合は序盤から相手に主導権を握られると、前半15分に新加入のベルギー代表FWロメル・ルカクに決められ先制を許す。さらに同35分にも相手DFリース・ジェームズに追加点を奪われる。後半には何度かチャンスを作るも反撃できず、0-2で敗れた。
アルテタ監督は試合後、「チェルシーは勝利して当然で、我々よりもすべての面で上回っていた。彼らはチャンピオンズリーグ(CL)チャンピオンである理由を示した」と対戦相手を称賛した。
一方で、「我々は現在、9人の選手を欠いていて、難しい。しかもただの9人ではなく、チームに欠かせない大きい存在の9人の選手たちだ。我々は今、アーセナルの歴史上前例のないチームで戦っている」と、負傷や病気で欠場者が相次ぐチーム状況を嘆いた。
「だが、選手の努力は称賛したい。0-2になっても諦めずに戦った選手たちのことをとても気に入っている。このような難しい場面に直面していることは、おそらく良い経験となり、ベストを尽くそうとしている。何人かの選手は本当に良いプレーをしているが、試合に勝つには十分ではない」
6季ぶりのCL圏内を狙うアルテタ体制3年目のアーセナルは、開幕2連敗と苦しいスタートとなった。さらに、次節は王者マンチェスター・シティと対戦。厳しい戦いが予想されるが、今季初勝利を挙げられるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)