「美しいゴール!」 名古屋のポーランド代表FW、芸術的なJ初得点を母国メディア称賛

名古屋FWシュヴィルツォク【写真:Getty Images】
名古屋FWシュヴィルツォク【写真:Getty Images】

名古屋の新加入FWシュヴィルツォク、福岡戦で芸術的な一撃からJリーグ初得点

 名古屋グランパスは22日、J1リーグ第25節でアビスパ福岡と対戦し、1-0で勝利した。リーグ戦2連勝に導く決勝ゴールを、新外国籍選手のポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォクが決めたが、ペナルティーエリア手前からカーブを描いた芸術弾に、母国メディアも「美しいゴール」と称賛している。

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 28歳の長身FWシュヴィルツォクは、7月20日にポーランドのGKSピアスト・グリヴィツェから完全移籍で加入。今夏の欧州選手権(EURO)にも出場したポーランド代表の実力者で、8月12日のJ1第18節横浜F・マリノス戦(0-2)で途中出場からデビューを果たすと、18日の天皇杯ラウンド16のヴィッセル神戸戦(1-0)で後半途中に投入され、移籍後初ゴールを決めた。

 そして中3日でホームの豊田スタジアムに福岡を迎えたこの日、シュヴィルツォクは0-0で迎えた後半開始から出場し1トップに入った。前半から両チームともに決め手を欠く展開となったが、投入直後の後半4分に輝きを放つ。

 敵陣左サイドでDF森下龍矢からDF吉田豊につなぐと、前方で相手DFを背にしたシュヴィルツォクに縦パスを入れる。ポーランド代表FWは右足アウトで流しながらトラップすると、素早く右回りにターンをして相手DFと正対。ペナルティーエリア手前と距離があり、シュートコースも切られているように見えたが、シュヴィルツォクはわずかにボールを右に流しながら、ゴールに対して半身の状態から右足を振り抜く。相手DFを巻くようにして放たれたシュートは美しい弧を描いて福岡ゴールへ。スピード、コースともに完璧な一撃は、福岡GK村上昌謙が必死に飛びつくもボールに触れずネットを揺らした。

 この一撃に母国ポーランドのメディアも反応。ポーランドメディア「Meczyki」は「ヤクブ・シュヴィルツォクの美しいゴール!」と見出しを打ち、「福岡のゴールキーパーを素晴らしいシュートで驚かせた」と伝えた。またポーランドメディア「WP SportoweFakty」も、「ヤクブ・シュヴィルツォクは日出ずる国に移籍した後に輝いている」と、公式戦2試合連続となったゴールを称え、現役ポーランド代表ストライカーの活躍に注目していた。

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