「もっと迫力を」「球際でいけない」圧巻弾のレスター岡崎がブルガリア戦7点快勝劇にも厳しい苦言

連動性評価も攻守に課題

 守備面でも「(前半)1-0で勝っている時に相手にチャンスをつくらせたシーンは相手がすごかったんじゃなくて、自分たちが油断というか球際で何回かいけなくてこぼれたところをセンタリングを上げられてチャンスをつくられた。ああいうところはなくせるシーン。自分たちも強く意識しなければいけない」とチームに苦言を与えた。バヒド・ハリルホジッチ監督が強調する球際の勝負、“デュエル”の部分での物足りなさがあったと分析した。

 FW本田圭佑(ACミラン)が負傷のために欠場。この試合では香川も腰を痛めて前半終了間際に途中交代した。後半、岡崎もベンチに下がると日本はそれまでのリズムを失った。2失点を喫するなど、香川と岡崎離脱後のクオリティダウンは明白だった。

 勝利を収めた日本代表は7日にハリル監督の母国ボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する。

「ヨーロッパの相手となかなかできる機会がないんで、こういうところで自分たちが世界を相手にどれだけできるか。W杯最終予選に向けて優勝をつかみたい。たくさんのサポーターが今日も来てくれたし、次も来てくれると思うので良い形で終わりたいです」

 プレミアリーグ奇跡の優勝にレギュラーとして貢献した岡崎は違いを見せている。キリンカップでの戴冠を誓った。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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