「もっと迫力を」「球際でいけない」圧巻弾のレスター岡崎がブルガリア戦7点快勝劇にも厳しい苦言

代表歴代3位の通算49得点目

 日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)はキリンカップ初戦となる3日のブルガリア戦(豊田スタジアム)で代表通算49得点目となる圧巻の先制ゴールを決め、大量7得点を決めた日本の攻撃陣をけん引した。プレミアリーグを制覇したエースストライカーは7-2の大勝劇にも「もっと迫力ある攻撃をしないと」と苦言を呈していた。

 日本は試合開始わずか4分だった。MF柏木陽介(浦和)のピンポイントクロスから最終ラインの裏にうまく抜けだした岡崎が技ありのジャンピングヘッド弾で先制した。さらに前半のうちにMF香川真司(ドルトムント)が2得点。さらにDF吉田麻也(サウサンプトン)もネット揺らすなど、一方的なペースで試合を進めた。岡崎も右サイドのFW小林悠(川崎)のクロスから中央のMF清武弘嗣(ハノーバー)がスルーし、香川が華麗な反転から決めたチーム3点目のゴールなど、息の合った連係から相手を崩したシーンには一定の手応えを感じていた。

「ダイレクトパスが多く入った時にチームのチャンスがつくれると思う。3点目のシーンなんかも最後1対1からいって、そこから(小林)悠が個人技でいって、いい形でスルーして流れが良かった。ああいういろいろな選手が絡んでゴールにつながったのは良かった」

 3点目の連動性を評価したが、課題は好守に山積しているという。「もっと迫力を持って攻撃をしなきゃいけない部分はあったので、そういう意味ではいいところも悪いところもあった」とフィニッシュの部分での精度不足を厳しく指摘している。

 

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