「多くの才能がある」 名門セルティック、Jリーグ市場”再参入”の可能性を現地指摘
Jリーグの移籍市場にポステコグルー監督が言及、今冬の新戦力獲得も示唆
スコットランドの名門セルティックは、今季途中まで横浜F・マリノスの指揮官を務めたアンジェ・ポステコグルー監督を迎えて、新シーズンを迎えた。7月にヴィッセル神戸から加入した日本代表FW古橋亨梧の活躍もあり、公式戦5連勝中と勢いを見せるなか、地元メディアはJリーグの移籍市場について語った指揮官のコメントを紹介している。
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オーストラリア人のポステコグルー監督は、2018年から横浜FMを指揮し、翌年の19年シーズンにJ1リーグを制覇。同クラブで4年目の指揮に当たっていたが、セルティック側からオファーを受け新指揮官へ就任すると、新シーズンの序盤こそUEFAチャンピオンズリーグ予選で4年連続本戦出場を逃したことで批判を浴びたが、8月5日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦・ヤブロネツ戦(4-2/第1戦)以降、公式戦5連勝中と勢いを見せている。
その要因の1つとされるのが、セルティック加入後、公式戦6戦6ゴールの活躍を見せる古橋の存在だ。同選手は7月31日に行われたリーグ開幕節ハーツ戦(1-2)の後半34分から途中出場し、新天地デビューを飾ると、その5日後に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)予選の第1戦ヤブロネツ戦(4-2)で初ゴールをマーク。8日に行われた本拠地デビュー戦のリーグ第2節ダンディー・ユナイテッド戦(6-0)では、圧巻のハットトリックを達成し、さらに、18日に行われたEL予選プレーオフラウンド第1戦のAZ(オランダ)戦では、1ゴールを含む2得点に絡む活躍で2-0の勝利に貢献した。
古橋の獲得がチームの成績向上へと紐づいているなか、スコットランド紙「デイリー・レコード」は、ポステコグルー監督がJリーグの移籍市場について語ったコメントを紹介。同メディアは「古橋亨梧という逸材を発掘した監督は、時期が来れば再び市場に参入する準備をしている」と指摘し、同監督が今後、Jリーグから新戦力を獲得する可能性を示唆するような発言も掲載している。
ポステコグルー監督は、Jリーグのシーズンが12月まで続くことを踏まえ「まだシーズン中なので厄介な時期でもある。クラブはまだリーグ戦、カップ戦、チャンピオンズリーグのために戦っているので、選手を手放したくないのだ」との考えを顕示。一方で「伝統的には、彼らのシーズンが終わる冬の間に放出するほうが簡単だ。私はこの市場をよく知っているが、そこにはまだ人々が気づいていない多くの才能がある」ともコメントしている。
古橋の獲得効果もあり、新シーズンではまずまずのスタートを切っているセルティック。今後、さらなる日本人選手の獲得へ踏み切るだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)