「アモーレは唯一人。すみません真司!」愛する平愛梨にアシストを捧げた長友が“恋人”香川から卒業宣言
長友ポツリ「真司は寂しそうにしてましたよ」
「(香川)真司は寂しそうにしていましたよ。彼とはプライベートで仲がいいから。分かり合っているというか、いいときだけでなく、辛いときも一緒に乗り越えてきたっていうのがあるので、彼にアシストができて、喜ぶ姿が見られたのはよかったですね。でもアモーレはただひとりですけど。すいません、真司」
照れ隠しなのか2得点を挙げた香川は公私ともに親友だ。オフには旅行にも行く仲でピッチ上の恋人だった。香川自身も「ロッカールームではアモーレの前で俺に浮気したなって話をしてました。俺にアモーレしたんで、盛り上がってました」と恋人を自認していた。背番号10への溢れる愛情を示した長友だが、アモーレは平ただ一人と必死にアピールしていた。豊田スタジアムまで駆けつけてくれたことをこう感謝している。
「わざわざ名古屋まで来てくれたので、いいプレーといい勝利を届けようという意気込みは強かったので、ホッとしていますね」
ちなみにスタジアムに駆けつけたチビッ子ファンからは「アモーレ!」との言葉をかけられていた。長友は早くもネタにされていることを認めた。
「めっちゃ聞こえていましたよ。心の中では笑っていましたけど、試合中だったので、真剣にやっていました。今日のロッカールームでもみんながアモーレ、アモーレとみんなが叫んでいたし、麻也は『俺のアモーレも来ていたよ』とアピールしてきた。やたら、みんなアモーレを使っていましたよ。流行りそうですね、アモーレが」
長友本人が発した「アモーレ」の一言が、今や流行語大賞の候補にまで急成長している。とはいえバイド・ハリルホジッチ監督率いるチームが衝撃の7ゴール勝利で上昇気流に乗り、「アモーレ」と口にするだけで、盛り上がれるほど雰囲気がいいのは確か。流行語大賞を狙えそうな勢いを見せている「アモーレ」を勝利の合言葉として、長友はサイドを疾走する姿を見せつけるはずだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images