アザールが“因縁の地”へ…547日ぶりの帰還に現地注目 「地獄の怪我を負った現場へ」
20年2月の敵地レバンテ戦で足首骨折、同クラブとのアウェー戦は負傷時以来
ベルギー代表MFエデン・アザールは2019年夏にチェルシーからレアル・マドリードへ移籍したものの、度重なる怪我によっていまだ本領発揮には至っていない。今季こそは完全復活の期待が懸かるなかで、スペイン紙「AS」は次節に迎える因縁の“敵地レバンテ戦”に臨むアザールに注目している。
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アザールは加入後最初の2シーズンのどちらも怪我に悩まされ、公式戦出場は1年目に22試合、昨季は21試合にとどまっていた。
しかし、14日に行われた今季開幕戦のアラベス戦では先発出場し、フランス代表FWカリム・ベンゼマの得点をバックヒールでお膳立てするなど4-1の勝利に貢献。試合後には「足首の不安は頭から消えている」と負傷の問題からすでに解放されたと語っていた。
そうしたなかで次節は敵地でのレバンテ戦を控えている。AS紙はこれについて「エデン・アザールが地獄の怪我を負った現場へ戻る」と特集。2020年2月22日に行われた19-20シーズン第25節の敵地レバンテ戦(0-1)でアザールはそれ以前から負傷を抱えていた足首(腓骨)を骨折し、手術を受けて約4カ月もの長期離脱を余儀なくされた。アザールにとって現地時間22日に行われるゲームはその時以来547日ぶりのエスタディオ・シウダ・デ・バレンシア(レバンテの本拠地)への帰還となる。
同紙はその後も尾を引いたこの負傷について「アザールにとってレアル・マドリードの選手として最も苦しい挫折になった」と紹介している。開幕戦では復活を印象づける力強いパフォーマンスを見せた30歳は負の連鎖が始まった因縁の場所でどのようなプレーを見せてくれるのか。注目の一戦となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)