元英代表DFファーディナンド、アーセナル入り懇願の過去を後悔 「最もバカげていた」
ユナイテッド退団が決まった際、アーセナル加入を画策するも名将ベンゲルに拒否される
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであり、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏が、ライバルクラブであるアーセナル入りを望んでいたことを明かした。英メディア「フットボール・ロンドン」が伝えている。
ファーディナンド氏といえば、ユナイテッドの象徴的な選手だ。2002年からの所属12年間で、プレミアリーグ優勝6回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝1回など、多くのタイトルを獲得した。2013-14シーズンにはユナイテッドを退団したが、この時、アーセナル入りを希望して、当時アーセナルの監督だったアーセン・ベンゲル氏と会談したことを明かした。
ファーディナンド氏は自身のYouTubeチャンネルで、「僕のキャリアで最もバカげていたのは、アーセナルに加入しようとしたことだ」と、2014年にユナイテッドとの契約が満了を迎えた際に、ライバルクラブに加入することが頭にあったと明かした。
「キャリアの終盤、マン・ユナイテッドを離れる時、僕はアーセン・ベンゲルとホテルで会った。その時、『アーセン、聞いてほしい。僕はマン・ユナイテッドを離れる。あなたが必要としてくれるなら、僕は加入して、ロッカールームから何まで助けるよ。その領域で助けが必要だろうからね』と話したんだ。もちろん、プレーもするけれど、より重要なことは、文化だと思っていた。でも、彼は僕にオファーを出すことはなかった。そして、彼は正しかった。なぜなら、僕のパフォーマンスは次に行ったQPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)でも十分なレベルまで上がらなかったからね」
実際、ファーディナンドはQPRに移籍したものの、リーグ戦11試合の出場にとどまり、チームは2部降格となって、ファーディナンドも同シーズン限りで現役を退いた。選手の力を見る力が確かなベンゲル監督には、何かが不十分だと感じていたのかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)