「美しいジェスチャー」 心優しきハーランド、少年ファンへの“粋な行動”に称賛止まず
バイエルンに1-3で敗戦後、スタンドの少年へ歩み寄りユニフォームをプレゼント
ドルトムントは現地時間17日に開催されたドイツ・スーパーカップで、バイエルン・ミュンヘンと本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクで対戦し1-3で敗れた。宿敵相手に悔しい敗戦となったなか、ノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは試合後にスタンドに駆け寄り、少年ファンにユニフォームをプレゼント。その粋な行動の反響が拡大しており、スペイン紙「マルカ」も「美しいジェスチャー」と、心優しき21歳ストライカーの振る舞いを絶賛している。
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昨季4年ぶりにDFBポカールを制したドルトムントは、今季マルコ・ローゼ新監督を招聘。14日に行われたブンデスリーガ開幕戦でフランクフルトに5-2で勝利し好スタートを切ったなかで、宿敵バイエルンとのスーパーカップを迎えた。しかし本拠地で行われた一戦では、主将のMFマルコ・ロイスが華麗な一撃を決めたものの、相手FWロベルト・レバンドフスキに2ゴールを奪われるなど1-3で敗戦。フル出場したハーランドも不発に終わった。
ホームで今季初タイトルを逃す悔しい敗戦となったなか、ハーランドが試合後に見せた行動が話題を呼んでいる。ユニフォームを脱ぎ手に持ったハーランドがスタンドに歩み寄ると、看板とフェンスを軽々と飛び越えてメッセージを掲げていた少年ファンの元へ。自らのユニフォームを手渡すと、再び看板とフェンスを飛び越えてピッチに戻り、スタンドの歓声に手を振って応えた。その後、映像がユニフォームを受け取った少年の姿を捉えると、少年は信じられないといった様子で満面の笑顔を見せていた。
この“神対応”を各国メディアが称賛していたが、スペイン紙「マルカ」も反応。「ドイツで称賛されているハーランドの信じられないジェスチャー:彼はスーパーカップを失い、3つのフェンスを飛び越える」と、失意の敗戦後にもかかわらず“障害”を乗り越えてファンの元へ歩み寄った行動に驚きを示し、「美しいジェスチャー」と称えている。
最後まで声援を送ってくれたホームのサポーターに感謝の意を示したハーランド。将来のスーパースター候補として注目を浴びるなかで、プロサッカー選手として一流の振る舞いを見せていた。