「完全なる偶然」 ハメス、アトレティコ移籍“匂わせ投稿”を釈明「知らなかった」
去就報道が過熱するなか、アトレティコのスローガンをSNSに投稿して話題に…
エバートンに所属するコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、今シーズンから就任したラファエル・ベニテス監督の構想に入っていないとされている。そのため、今夏の移籍市場で他クラブへ移籍するのではないかと報じられてきた。そして先日、ハメスが自身のSNSに去就を匂わせるような投稿をして話題を呼んだが、レアル・マドリード時代のチームメートであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに続き、過熱する移籍報道を牽制している。英地元紙「リバプール・エコー」が報じた。
ユベントスを今夏離れると盛んに報じられてきたロナウドは、自身の公式インスタグラムで否定。「人々が自分の名前を弄ぶのを許すことができないと伝えるために、今、沈黙を破った。自分のキャリアと仕事に集中し、直面するすべての課題に取り組み、準備している。他のことはただの無駄話だ」と、2022年6月に契約満了となるユベントスに残留する意思を示した。
一方、ハメスの場合は火種が自身にあるとも言える。17日に複数のSNSアカウントに「Nunca dejes de creer.」という言葉とともに、矢印に「SOON(すぐに)」と書かれた絵文字を投稿した。この「Nunca dejes de creer.」は、「決して信じることをやめるな」という意味のスペイン語だが、同時にアトレティコ・マドリードのスローガンになっており、サポーターがコレオグラフィーを作成したこともある。
そんな言葉とともに「SOON」という絵文字が並んでいれば、アトレティコのスローガンを知る者が勘違いしてもおかしくないだろう。だが、ハメスはこの投稿について、「あれが彼ら(アトレティコの)モットーだったとは知らなかった。完全なる偶然だ。個人的なメッセージを送っただけだよ。僕はどこかのクラブに行くとも、なんとも言っていない」と釈明した。
そして、「1日中、ずっと話題になっているけれど、僕とあのクラブにつながりはない。話し合いもない。僕が移籍する時は、そのことを言わないし、サインを出したりもしない。話をするのは、決定してからだ。なぜなら、サッカーではなんでも起こりえるからね。メディアや物事を作り上げる人たちは、もっと情報を集めたほうがいい。僕は混乱を引き起こしたくないんだ」と、コメントをしている。
レアル在籍時にもアトレティコへの移籍に近づいていたハメスだが、クラブのスローガンなどには関心がなかったようだ。果たしてアトレティコ移籍を否定したハメスは、2021-22シーズンをどのクラブで戦うことになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)