日本生まれの20歳MFがデュッセルドルフ復調の鍵 独紙「背負って立つことになる」
日本生まれの20歳MFがデュッセルドルフ復調の鍵 独紙注目「背負って立つことに…」
ブンデスリーガ2部で現在2連敗中のデュッセルドルフについて、現地メディアからは日本出身のMFアペルカンプ真大の復調が今後の巻き返しに向けたカギになってくるとの指摘が出ている。
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7月25日に行われた今季開幕戦のザントハウゼン戦に2-0で勝利し、幸先の良いスタートを切ったデュッセルドルフだったが、その後は第2節ブレーメン戦(2-3)、第3節ニュルンベルク戦(0-2)と立て続けに敗れて2連敗。アペルカンプは前節ニュルンベルク戦でリーグ戦2試合ぶりの先発復帰を果たし、中盤の底の位置で奮闘したがチームを勝利に導くことはできなかった。
もっとも、ドイツ紙「ヴェストドイチェ・ツァイトゥング」は、「デュッセルドルフのクラブ幹部にシンタ・アペルカンプのことで話しかけると、彼らの目がキラキラと輝いていることに気づく。この20歳の若者が新しいフォルトゥナを背負って立つことになるのを誰もが知っている。若くてダイナミックで向上心のある選手だ。しかし、その一方でここ数週間は彼本来の素晴らしいパフォーマンスを期待できない状況が続いている」として、今年6月に行われたU-21ヨーロッパ選手権にU-21ドイツ代表の一員として参加したことで、他の選手よりも休暇が短かったことを理由に挙げながら、今のアペルカンプは本調子ではないと指摘している。
さらに、「アペルカンプがベストの日でなければ、それはチーム全体の状況を難しいものにする。このことから自動的に導き出される結論は、デュッセルドルフは彼らのヤングスターに依存しているということだ。誰か別の選手が中盤でのクリエイティブな仕事を引き継ぐことがシーズン序盤では重要になってくるだろう。しかし、それは誰もやろうとしない、もしくはできないことのように思われる」と、デュッセルドルフにおけるアペルカンプの重要性を強調している。
クリスティアン・プロイサー監督は、「シーズン開幕の頃にはよくあることだ」とアペルカンプのコンディションについて理解を示しているが、今季のデュッセルドルフは1部昇格をシーズンの目標に掲げているため、これ以上の取りこぼしは許されない。アペルカンプの復調、さらには東京五輪で活躍した新加入のU-24日本代表MF田中碧が、アペルカンプの負担軽減に繋がるような活躍を見せることが今後求められてきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)