マンC移籍騒動のケイン、トッテナムで今季初戦へ ECL予選に出場予定と英紙報道
移籍交渉に進展なし、トッテナムの一員としてECL予選プレーオフに出場へ
トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインは、今夏のマンチェスター・シティ移籍が報じられてきた。しかし、8月後半に入ってもトッテナムとシティの移籍交渉は完了していない。19日にトッテナムは、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)予選プレーオフのパソス・デ・フェレイラ(ポルトガル)戦を控えているが、ケインはこの試合に出場するようだ。英紙「ガーディアン」が報じている。
UEFAはチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に続き、ECLを今季から新設。昨季のプレミアリーグで6位となったトッテナムは、この“第3の大会”に予選プレーオフから出場する。
15日に開催されたプレミアリーグ開幕戦で、トッテナムはケインの獲得を目指しているシティと対戦。その動向が注目を集めていたが、ケインはこの試合を欠場。試合は韓国代表FWソン・フンミンのゴールで、トッテナムがシティを破る結果となった。
新たな得点源が必要なことが、開幕戦でも浮き彫りになったシティは、引き続きケインの獲得に動いているという。しかし、トッテナムが要求する1億5000万ポンド(約226億円)の要求には応じるつもりはないようだ。
さらに英紙「ガーディアン」によれば、「隔離期間を終えたハリー・ケインは、火曜日にトッテナムのチームメートたちと合流。イングランド代表のキャプテンは、今季最初の出場をヨーロッパカンファレンスリーグで果たす見込みだ」と、UEFA主催の大会にケインが出場する見込みだと報じた。
ECL予選プレーオフは19日に第1戦、26日に第2戦が行われることになっている。プレミアリーグの移籍市場は現地時間8月31日までのため、シティとダニエル・レヴィ会長の交渉次第では、ECL本戦出場を置き土産にトッテナムからシティへ移籍するというシナリオも起こりえる。
ただし、シティにとっては悪い知らせもある。トッテナムがケインの後釜として、獲得に動いていたとされるインテルのアルゼチン代表FWラウタロ・マルティネスが、トッテナムとアトレティコ・マドリードからのオファーを拒否し、インテルとの契約更新に近づいているというのだ。8月の第3週に入っても、話題となり続けているケインの去就だが、まだしばらくはこの話題が多く報じられそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)