ムバッペ、今夏のPSG残留を決断か 悲願のCL制覇へ…メッシ&ネイマールと夢の共演
同僚に残留を宣言とスペインメディア報道、来夏契約満了でレアル行き?
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペは、この数年間レアル・マドリードの補強ターゲットとして名前が挙がっていた。残りの契約期間が1年となった今夏は、いよいよ移籍が実現するかと思われたが、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によると、ムバッペはチームメートたちに残留を宣言したようだ。
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今夏PSGは、クラブとの契約が満了を迎え、移籍金ゼロとなった選手たちを積極的に補強した。イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ(←ACミラン)、スペイン代表DFセルヒオ・ラモス(←レアル・マドリード)、オランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥム(←リバプール)、さらにアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(←バルセロナ)と、各ポジションに世界的な名手が加入している。その一方、高額な年俸を支払うことになったため、クラブがUEFAの定めるファイナンシャル・フェアプレーの基準を満たせるかが注目されていた。
この規定を満たすために、ムバッペをレアルへ放出するのではないかと報じられた。しかし、どうやらPSGは来夏、移籍金ゼロでムバッペを放出することになっても、今シーズンはメッシ、ブラジル代表FWネイマールと22歳のアタッカーを共存させたいようだ。
スペインラジオ局「カデナ・セール」によると、「ムバッペはチームメートたちに今シーズンはフランスに留まり、2022年の契約満了を迎えると伝えた」という。また、「PSGのスポーツディレクターであるレオナルド氏も彼に近い人々に、今シーズンはフランスのクラブがネイマール、メッシ、ムバッペという世界最高のトリデンテがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)初優勝を目指して戦う姿を見ることができると伝えている」とも報じている。
クラブにとっても悲願であるCL初制覇を成し遂げれば、ムバッペを無料で放出しても構わないと判断したのか、今季中に契約延長を説得できると踏んだのか、PSG側の思惑は不透明だが、この攻撃ユニットがどんなハーモニーを奏でるかを楽しみにしているファンは多いはず。果たして夢のトリデンテはクラブの思惑通り、PSGを欧州のトップに導くことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)