「横浜FCオリジナルビール」誕生の舞台裏 サポーターの声を反映…地域活性化への挑戦

左が横浜ビール醸造長の深田優氏、右が専務取締役の竹内和人氏【写真:石川 遼】
左が横浜ビール醸造長の深田優氏、右が専務取締役の竹内和人氏【写真:石川 遼】

20年後も“サポーターから愛されるビールに”

 横浜ビールではビールづくりに神奈川産の原材料を使用するなど、地元の生産者や消費者とのつながりを大切にし、地域活性化の活動の一手を担ってきた。

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 一方で横浜FCもホームタウン活動の一環で農業に携わるなど「地産地消」にまつわる取り組みに力を入れている。横浜ビールと横浜FCは「ビール」というキーワードでつながっただけでなく、地域経済の発展という観点からも互いに相乗効果をもたらしている。

 竹内氏は横浜FCとの取り組みの中で「地域スポーツと地域企業というものが手を取り合って、ムーブメントを起こし、それによって新しい地域性を生み出すこと」を目標として掲げている。横浜の街にもアイコンとなるようなビールができれば、ドイツやイングランドのように地元のクラブと地元のビールが密接に結びついた街の姿を見ることができるかもしれない。

 横浜FCのオリジナルビールはまだ産声を上げたばかりだ。これから10年、20年後と“サポーターから長く愛されるビール”に成長していくことを期待したい。

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)



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