「無礼なことだ」 C・ロナウドが去就報道に苦言「自分の名前を弄ぶのは許せない」
自身の公式インスタグラムに言葉を綴る「誰も真相を探ろうとはしなかった」
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、自身の去就に関する報道が話題になっているなかで、公式インスタグラムに「私の立場を明確にしなければならない」として、特にスペインの強豪レアル・マドリードへの復帰説に対する言葉を綴った。
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ロナウドは2018年夏のロシア・ワールドカップ(W杯)直後に、レアルからユベントスへ電撃移籍した。レアルでの9シーズンで、クラブ史上最多得点記録やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇など多くの実績を積み、世界最高峰の選手という評価も確立した。そしてユベントスの契約最終年が始まる今夏は、退団説に起因してレアルへの復帰説が再三にわたって報じられている。
そうした背景を踏まえて、ロナウドは「1人の人間として、1人の選手としての私に対する無礼はもちろんのこと、私の将来がメディアで軽々しく取り上げられることは、このような噂に関わっているすべてのクラブ、そしてそのクラブの選手やスタッフに対しても無礼なことだ」と苦言を呈している。そのうえで、「真のレアル・マドリード・ファンは、これからも私を心の中に置いてくれるだろうし、私も彼らを心の中に置いている」と、その思いを表現した。
さらに「今回のスペインでの出来事だけでなく、様々なリーグの多くのクラブと私を結びつけるニュースや話が頻繁にあったが、誰も真相を探ろうとはしなかった。私は、人々が自分の名前を弄ぶのを許すことができないと伝えるために、今、沈黙を破った。自分のキャリアと仕事に集中し、直面するすべての課題に取り組み、準備している。他のことはただの無駄話だ」とした。
ユベントスが新型コロナウイルスの影響で財政的に厳しくなり、ロナウド放出を検討しているという報道は根強かったが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」では、「(代理人の)ジョルジュ・メンデス氏がロナウドの現在ではなく、未来のための動きをしている」と、今夏の移籍に対して否定的な報道もされた。
間もなくイタリア・セリエAも開幕を迎えるが、ロナウドはユベントスでラストシーズンを戦うことになるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)