ユベントス、若き“天才”ロカテッリ獲得合意 “45億円+成果ボーナス”で争奪戦に勝利
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EUROでも活躍した逸材、サッスオーロから名門参戦へ
セリエAの王座奪還を目指す名門ユベントスが、今夏の欧州選手権(EURO)の優勝に貢献したイタリア代表の“天才”MFマヌエル・ロカテッリ獲得で遂に交渉をまとめたようだ。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ロカテッリは名門ACミランのユースチームから2016年に昇格して18歳でデビューし、若くして天才と呼ばれた。かつてミランの中盤を支えた“マエストロ”こと元イタリア代表MFアンドレア・ピルロ氏と重ね合わせるような声もあったが、ミランの低迷と即戦力を求めるクラブ方針もあり、18年夏にサッスオーロへ期限付き移籍した後に買い取り義務の条件を満たして完全移籍になっていた。
そのロカテッリはサッスオーロで十分な出場機会を得ると、イタリア代表にも定着。今回のEUROではレギュラーと目されたパリ・サンジェルマンのMFマルコ・ヴェラッティが負傷で出遅れたこともありスタメンの出場機会もつかみ、スイス戦では2ゴールの活躍を見せた。
そしてロカテッリは再びビッグクラブからの興味をつかみ、ユベントスとイングランド・プレミアリーグのアーセナルによる争奪戦となったが、アーセナルは撤退。ユベントスとサッスオーロは移籍金3500万ユーロ(約45億円)に成果ボーナスの条件で合意し、分割払いのために書類上は2年間の期限付き移籍であるものの、無条件での買い取り義務が付帯。ユベントスとロカテッリは2026年までの契約を結ぶという。
移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ記者も、自身の公式ツイッターでこの話題について「正式発表は数日後になるだろうが、交渉は完了した」と投稿。柔らかいボールタッチを持ち味とし、185センチの長身という現代的なMFは、ユベントスで新シーズンを迎えることになったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)