ハリルJが圧巻7発でブルガリア粉砕! 日本代表史上初の3戦連続5得点の快挙を達成
ハリル体制最多7得点 浅野はA代表初ゴール
後半開始からハリル監督はFW金崎夢生(鹿島)を岡崎に代えて投入すると、後半も日本はさらにゴールを積み重ねた。同8分、セットプレーの流れで前線にいた吉田が清武のラストパスを流し込み5-0。さらに同12分、右サイドから酒井が上げたクロスがファーサイドに流れたところを、宇佐美がワントラップから落ち着いて右足シュートを決めて6-0とリードを広げた。
同14分、日本はブルガリアMFアレクサンドロフに最終ラインの背後へ抜け出され、1対1になった川島が距離を詰めたもののボールを弾いてしまい、相手に当たったボールはゴールの中へ。長友の必死のクリアも及ばずに1点を返された。
その後、ハリル監督はU-23日本代表から“飛び級”のFW浅野拓磨、FW原口元気(ヘルタ)といった攻撃的な交代カードを切り、さらなる追加点への意欲を示した。同31分には主将の長谷部に代えて、U-23日本代表で主将のMF遠藤航(浦和)をピッチに送り込んだ。しかし同37分、ブルガリアFWチョチェフに左足シュートを決められ2失点目を喫した。
それでも同42分、持ち前のスピードで右サイドを突破して相手のファウルを誘った浅野がPKを獲得すると、自身でゴール右に決めて代表初ゴールをマーク。A代表で初の“ジャガーポーズ”を披露した。これでスコアは7-2となり、ハリル監督就任以来の最多得点も更新した。直後の同44分に原口のファウルでPKを献上したが、これを川島が左に飛んでストップ。7-2のままタイムアップの笛を迎えた。
後半の戦いでは守備面での綻びも見せたものの、若い世代の選手たちも起用して欧州勢のブルガリア相手に大勝。7日の同杯決勝戦は、デンマークをPK戦の末に破ったハリル監督の母国ボスニア・ヘルツェゴビナと対戦する。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images