“新キャプテン”遠藤航は「超常現象」 開幕戦で技あり弾&躍動…ドイツで称賛止まず

シュツットガルトでプレーするMF遠藤航【写真:Getty Images】
シュツットガルトでプレーするMF遠藤航【写真:Getty Images】

東京五輪後に合流もブンデス開幕戦で躍動、新キャプテンの振る舞いに称賛の声

 シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は、現地時間14日に行われたグロイター・フュルトとのブンデスリーガ開幕戦(5-1)で今季初ゴールを決めるなど、チームを5-1の大勝に導いたが、現地メディアやチーム関係者からの称賛の声が止まらない。

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 東京五輪でのメキシコとの3位決定戦から1週間足らずでリーグ開幕戦に臨んだ遠藤だったが、前半30分に絶妙なループシュートでチームに待望の先制点をもたらすと、その後も攻守にわたって奮闘。パス成功率94.81%、デュエル勝利数16回(勝率69.57%)と持ち味の高い技術と対人プレーの強さを存分に発揮して、チームに開幕戦白星をもたらした。

 こうした遠藤の活躍についてドイツ紙「ビルト」は、「シュツットガルトのワタル・エンドウは、超常現象だ。彼はようやく先週火曜日、フュルトとの開幕戦の4日前に5月中旬以来となる同僚とのトレーニングに参加した。日本代表の試合と16日間で6試合に先発し、そのうち2試合は120分の延長戦だったオリンピックでの戦いというストレスフルな夏を経て、きちんとした休養もなく東京からシュツットガルトに戻って来た。しかし、彼は疲労を全く感じさせない。フュルト戦でのエンドウはまたしても素晴らしかった。先制点となった前半30分のループシュートだけではない」と、疲れ知らずのハイパフォーマンスを驚きをもって絶賛している。

 また、今季の遠藤は主将としてチームをまとめる新たな役割も担っているが、クラブ内部からは新キャプテンの振る舞いに称賛の声が上がっている。

 シュツットガルトでスポーツディレクターを務めるスヴェン・ミスリンタート氏はフュルト戦後に現地メディアの取材に応じ、「キャプテンマークはほぼ必然的に彼のところへ行った。彼は新たな責任を感じ、よりたくさん会話をするようになっているし、チームメートを非常にポジティブなやり方でまとめている。彼のような選手がチームにいるというのは素晴らしいこと」とコメント。ペッレグリーノ・マタラッツォ監督も、「彼は木曜日にチームのために寿司を用意してくれたんだ。もしかしたら特別な魚を注文したのかもしれないね」と試合後に語り、遠藤が開幕戦を控えるチームのために景気づけの寿司をご馳走したことを明かしている。

 昨季2位の強豪RBライプツィヒとの対戦となる次節でも、遠藤には主将としてチームを開幕2連勝に導く活躍が期待されているようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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