遠藤航は「シュツットガルトに不可欠」 新キャプテンの”影響力”をドイツ誌が絶賛
2019年8月に契約した遠藤、2年の月日を経てチームに不可欠な存在に成長
ドイツ1部シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は、現地時間8月14日に行なわれたブンデスリーガ開幕節のグロイター・フュルト戦(5-1)で今季チーム第1号となる先制ゴールを挙げるなど、攻守で存在感を示した。ドイツのサッカー専門誌「キッカー」は、「チームに不可欠になった」と新キャプテンの影響力の大きさを伝えている。
オーバーエイジ枠でU-24日本代表の一員として東京五輪に出場した遠藤は、8月6日の3位決定戦メキシコ戦(1-3)からわずか8日、新シーズン開幕戦となるグロイター・フュルト戦に先発出場した。
ボランチの一角に入った遠藤は、前半30分にドイツ人MFフィリップ・フェルスターのラストパスをペナルティーエリア内で受けると、飛び出してきた相手GKサーシャ・ブルヒャートをかわすループシュートを披露。ストライカーばりの動きで今シーズンのチーム初ゴールをマークした。
遠藤の先制点で勢いに乗ったシュツットガルトは、前半36分にMFフィリップ・クレメントが追加点を奪うと、後半にはMFマルク・ケンプフの2ゴールを含む3得点を挙げ、最終的に5-1と大勝を飾った。
ドイツのサッカー専門誌「キッカー」は「ふてぶてしいほど賢いゴール」と伝え、ペレグリーノ・マタラッツォ監督も「ワタルはエネルギー、6番(守備的MF)のポジションにおける戦術理解、守備での強み、すべての要素でチームに好影響をもたらす」と新キャプテンを称えている。
また、「キッカー」誌は、「2年前、ワタル・エンドウはVfB(シュツットガルト)と契約した。試練を経て、日本人選手はチームに不可欠となった」と高評価。ブンデスリーガの“デュエル王”に輝いた昨季の活躍を踏まえ、遠藤評はさらに高まっている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
page 1/1