古橋亨梧は「46億円の価値が出る」 セルティックOB 、“評価急上昇”の可能性を指摘
OBマッコート氏が古橋を称賛、“過去最高”の移籍金をもたらす可能性にも言及
セルティック加入後、日本代表FW古橋亨梧は期待に違わぬ活躍を見せている。すでに現地では、古橋を長期にわたってクラブに留めておくのは難しいのではないかという話も出ているという。英メディア「Glasgow Live」が報じている。
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今夏、ヴィッセル神戸からセルティックへ移籍した古橋は、7月31日に行われたリーグ開幕節のハーツ戦(1-2)の後半34分から途中出場し、新天地デビューを飾った。この試合から5日後に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)予選の第1戦・ヤブロネツ戦(4-2)で移籍後初先発を飾り、初ゴールをマークすると、8日に行われた本拠地デビュー戦のリーグ第2節ダンディー・ユナイテッド戦(6-0)では、圧巻のハットトリックを達成。さらに15日のリーグカップ・ハーツ戦(3-2)でも1ゴールをマークし、公式戦5試合5得点の活躍で評価が急上昇。自身の公式SNSにアップしたグラスゴー市内での散策ショットには現地ファンから多数の声が寄せられており、セルティックサポーターの心を掴みつつあることが窺える。
セルティックのOBで元北アイルランド代表FWパディ・マッコート氏は、古橋がスコットランドで成功をつかみ、今後2年の間に3000万ポンド(約46億円)の移籍金で、より大きなクラブへ移るのではないかと感じているという。
これまでセルティックが得た移籍金の最高額は、スコットランド代表DFキーラン・ティアニーが2019年にアーセナルへ移籍した際の2500万ポンド(約38億円)となっている。つまり、マッコート氏は古橋が歴史あるクラブに過去最高の移籍金をもたらす存在になると考えているのだ。
マッコート氏は「セルティックの一人の選手に、ここまで興奮させられたことは、長い、長い間なかったよ。クラブは400万ポンド(約6億円)ほどで彼を獲得した。私は彼がこの2年間で2500万ポンドから3000万ポンドの価値が出てくると考えているよ。彼は良い年齢だ。そして、彼の名前はヨーロッパ中に素早く知れ渡るだろう」と、言及している。
そして、彼の獲得に大きな役割を果たしたとされる前横浜F・マリノス監督と古橋のプレーぶりを称えた。
「アンジ・ポステコグルーを称賛しないといけない。日本で率いていたクラブの時から、彼のことをよく知っていた。そしてクラブに獲得するよう伝えたんだ。私は彼をELのヤブロネツク戦のファーストレグでスカウティングレポートを作るように注視していたが、とても感銘を受けたよ。試合中に見せる動きの多様性は驚異的だ。近い距離でパスを受けることもできる。相手DFを引っ張って、困難な状況を作ることもできる。彼が次に何をするか、選択肢が多いから予測がつかないんだ。ストライカーがあれだけ多くのことを効果的にできるのは、極めて稀だよ。彼は意識と行動も、とても良い。クラブは間違いなく、息を飲むようなタレントと契約したね」
セルティックのファンや関係者のハートをがっちりと掴み始めている古橋。ここから先も、マッコート氏らの期待に応えるような活躍に期待が寄せられる。