遠藤航、合流4日の圧巻プレーに独紙感嘆 「長い休暇とキャンプを経験したかのよう」
東京五輪3位決定戦からまだ間もないなか、ブンデス開幕戦でチーム第1号を記録
ドイツ1部シュツットガルトの日本代表MF遠藤航は、現地時間14日のブンデスリーガ開幕戦グロイター・フュルト戦(5-1)にキャプテンとして先発出場し、前半30分に今シーズンのチーム第1号ゴールをマーク。五輪帰りの疲れを感じさせないハイパフォーマンスを見せた遠藤のタフさを、地元紙「南ドイツ新聞」は「長い休暇と数週間のキャンプを経験したかのよう」と絶賛した。
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今季チームの新キャプテンに任命された遠藤。中心選手としてシュツットガルトを支える男は、ゴールラッシュの口火を切った。
0-0で迎えた前半30分、味方がパスを回している間に前線のスペースへ走り込んでパスを受けると、飛び出したGKの頭上を抜く技ありのループシュートでゴールネットを揺らした。
遠藤は今夏、16日間で6試合を行う過酷な東京五輪に参加。そのラストゲームとなった3位決定戦のメキシコ戦からはまだ8日、さらにシュツットガルト合流からはわずか4日というなかで迎えたなかで見せたパフォーマンスには現地メディアも脱帽といった様子だ。
「南ドイツ新聞」は、「VfB(シュツットガルト)のキャプテンは旅のストレスや日本が銅メダルマッチに敗れた悔しさを感じさせず、まるで長い休暇と数週間のトレーニングキャンプを経験したかのようにシーズンをスタートさせた」と、遠藤が見せたメンタルとフィジカル両面の驚異的なタフさを称えた。
また、得点シーンだけでなく、「上手くボールを配給し、多くのデュエルを制した」と、ピッチのあらゆる面で存在感を放っていたことにも言及されている。
東京五輪ではメダル獲得を逃す無念な結果を味わった遠藤だが、すでに次の戦いへと気持ちを切り替えている。昨季はブンデスリーガの“デュエルキング”として注目を集めた28歳は、チームの新キャプテンとしてさらなる飛躍を遂げそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)