チェルシー監督、開幕戦白星スタートも…優勝争いは“挑戦者”強調「我々はナンバー4」
開幕戦でクリスタル・パレスに3-0で快勝もトゥヘル監督は冷静
欧州王者チェルシーは現地時間14日のプレミアリーグ開幕戦でクリスタル・パレスに3-0と快勝。幸先のいい滑り出しを切ったがトーマス・トゥヘル監督は「我々は4番手だ」と語り、優勝争いでは王者マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、リバプールに次ぐ立ち位置だと強調した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
現地時間11日にはUEFAヨーロッパリーグ王者のビジャレアルとのUEFAスーパーカップを制して今季最初のタイトルを獲得しているチェルシー。中盤の要であるフランス代表MFエンゴロ・カンテは負傷、目玉補強のベルギー代表FWロメル・ルカクはまだ合流していないなかで迎えた開幕戦は、危なげない戦いで白星を飾った。
前半27分にスペイン代表DFマルコス・アロンソの鮮やかな直接FKで先制。同40分にはアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチが追加点を奪うと、トドメは後半13分。オーバーラップしたU-21イングランド代表DFトレヴォ・チャロバーの強烈なミドルシュートが決まり、パトリック・ヴィエラ監督率いるクリスタル・パレスを一蹴した。
これでトゥヘル体制になった32試合で20勝目。昨季のCL制覇に続いて今季はプレミアリーグの奪還も目標となるが、ドイツ人指揮官は自分たちが優勝候補の筆頭ではないと試合後に語っている。
「正直に言えば、我々はナンバー4だと見ている。優勝候補にはなりえない。3、2、1と一つずつ差を詰めていかなければならない。この半年間、我々は高いハードルを設定し、90分間での差を詰めていこうと話してきた。それを継続していきたい。これはプレミアリーグ。厳しい競争がある。我々の役割はハンターだ。リバプール、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドとの差を詰めなければいけない」
昨季はシーズン途中就任で9年ぶりにCLを制覇したトゥヘル監督だが、「CLでの優勝をプレミアリーグの優勝と結びつけても意味はない」とあくまで異なる大会であることを強調し、気を引き締めた。「ここは世界で最も優勝するのが難しいリーグ。今は冷静さを保ち、常に最高レベルに達することができるようにハードワークしなければいけない」と語った。
ルカクという頼れるストライカーも補強し、イタリア代表MFジョルジーニョら昨季からの主力も健在のチェルシー。今季は4番手からの下剋上を狙う。
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(FOOTBALL ZONE編集部)