「タケ・クボ!」 開幕戦で途中出場の久保、本拠地からの“歓迎チャント”に海外注目

マジョルカの日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカの日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】

開幕節ベティス戦で後半16分から途中出場

 スペイン1部マジョルカは現地時間14日、ホームでのリーガ・エスパニョーラ開幕節でベティスと対戦し、1-1で引き分けた。日本代表MF久保建英は後半16分から出場したなか、ピッチインする瞬間にスタジアムが大きく沸き、レアル・マドリード専門メディアもそのシーンに注目している。

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 久保は8月6日までU-24日本代表の一員として東京五輪を戦ったため、ほかの選手に比べてチーム合流が遅れた。ルイス・ガルシア監督は「たくさんの試合に出ていて準備ができており、フィジカルコンディションの面で完璧な状態だ」と語っていたが、新シーズン初戦のベティス戦はまずはベンチスタートとなった。

 試合はベティスペースで進んだなか、前半25分にマジョルカが一瞬の隙を突き、MFダニ・ロドリゲスのスルーパスからDFブライアン・オリバンがダイレクトシュートを決めて先制に成功する。

 1点リードで折り返したマジョルカだったが、久保が途中交代の準備をしていた後半14分、セットプレーから相手FWファンミにヘディングシュートを放たれ、GKマノロ・レイナの手を弾かれてネットを揺らされてしまい、オウンゴールという形で同点とされた。

 その直後の後半16分、「17番」の久保がMFサルバ・セビージャに代わって登場し、左サイドに入ると、本拠地ソン・モイシュのサポーターからは大きな歓声が送られる。精力的に動き回り、後半27分からは右サイドに回った久保は、その直後にドリブルで持ち込んでファウルをもらい、FKを獲得。自らこのキッカーを務めたが枠を捉えられず、ゴールはならなかった。試合はそのまま、1-1のドローに終わっている。

 レアル・マドリード専門メディア「MANAGING MADRID」は、「タケ・クボ! タケ・クボ! タケ・クボ! これはレアルからレンタルのタケフサ・クボがマジョルカのファンから迎え入れられたチャントだ」と登場シーンに言及。「クボはドローの一戦で13タッチしかなかったが、より中心的な役割を果たした。サルバ・セビージャに代わってピッチに立ち、途中からは10番に近い役割にシフトした。すでにチームに馴染んでいるクボにとっては有望なシーズンのスタートだった」とレポートしている。

 東京五輪を終え、チームに合流してわずか4日。次節アラベス戦以降、さらにギアを上げていくことが期待される。

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