「ただただ恥ずかしい」 アーセナル、開幕戦で昇格組に完敗でクラブOBが痛烈批判

アーセナルはブレントフォードにリーグ戦初戦敗北【写真:Getty Images】
アーセナルはブレントフォードにリーグ戦初戦敗北【写真:Getty Images】

ブレントフォードに0-2で敗れ、クラブOBライト氏は今夏のさらなる補強を要求

 アーセナルは現地時間13日に行われた敵地でのプレミアリーグ開幕戦で、ブレントフォードに0-2で敗れた。1946-17シーズン以来74年ぶりにトップディビジョンに昇格、プレミア初参戦だった相手に対し、まさかの完封負け。クラブOBの元イングランド代表FWイアン・ライト氏は古巣を酷評している。英紙「メトロ」が報じた。

 ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンやフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットがコンディション不良で開幕戦に間に合わなかったアーセナル。今夏の移籍市場では、ポルトガル人DFヌーノ・タバレス、ベルギー代表MFアルベール・サンビ・ロコンガ、イングランド代表DFベン・ホワイトらを補強した。

 守備的な選手を中心に補強したにもかかわらず、昇格組ブレントフォードに2失点を喫した。開幕前に元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は、スポーツダイレクターのエドゥ氏が、元ブラジル代表DFダビド・ルイスと同MFウィリアンを補強した過去の移籍市場を引き合いに出し、「なぜチェルシーでお払い箱になった30歳以上の選手を獲得するんだ。そして彼らと大型契約を結び、手放せなくなっている。何かが起こる前から間違いだと分かる。バカげている」と酷評。元アイルランド代表MFロイ・キーン氏も、「(エドゥ氏は)2年ほど、ずっと夏休みを取り続けているのではないか」と同調したが、補強が上手くいっていない様子を感じさせる結果となっている。

 クラブOBのライト氏も、この結果に不満を唱えている1人だ。

「この試合を見せられたアーセナルファンとして、恥ずかしい、ただただ恥ずかしい。彼らはまったく戦っていなかったし、昨シーズンよりも少しも良くなっていなかった。まだ多くの選手を加えないといけない。まだ移籍市場は18日残っている。彼らはなんとかしないといけない。昇格したチームと対戦して、姿勢と強度で対等に渡り合えないのであれば、アーセナルにとっては気の遠くなるようなシーズンになるし、とにかく心配だ」

 22日に行われる第2節では、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ王者チェルシーと対戦予定。このロンドン・ダービーに勝てば、批判は収まりそうだが、アーセナルは1週間でチームを立ち直せるだろうか。

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