「1対1で技量がある」 レアル中井卓大、Bチーム3戦連続出場で現地解説も高評価
レオネサ戦で後半開始から出場してカスティージャのプレシーズンで最長の45分プレー
スペインの名門レアル・マドリードの下部組織に所属する17歳のMF中井卓大は今夏、レアルのBチームにあたるカスティージャでデビュー。現地時間12日に行われた4試合目のフレンドリーマッチとなるクルトゥラル・レオネサ戦(スペイン3部/2-2)でも3試合連続で出場し、現地解説から「1対1で技量がある」と評価を受けている。
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中井はスペインの名門レアルの下部組織に9歳から加入し、インファンティールA(U-14相当)、カデーテB(U-15相当)、カデーテA(U-16相当)、フベニールC(U-17相当)と順調に階段を上り、昨季はフベニールB(U-18相当)に所属。新シーズンを迎えるにあたり、レアル下部組織の公式ツイッターとインスタグラムでは、「フベニールA 新シーズンの準備はできている!」と綴られた始動初日の映像で、中井が軽快なボールタッチや、スタッフと笑顔で挨拶する姿が収められており、フベニールA(U-19相当)に昇格したと見られている。
そんな中井は、7月31日に行われたフベニールAのさらに一つ上のカテゴリーにあたるカスティージャのフレンドリーマッチ・レガネス戦(スペイン2部)に後半32分から途中出場。8月8日に行われたフエンラブラダ戦(スペイン2部/0-1)でも後半18分から途中出場すると、試合終盤に左サイドからドリブルで持ち込んで華麗なステップからマッチアップした2人の間を縫うように突破した後、ペナルティーエリア内で味方へラストパスを供給して見せ場を作った。
そして、迎えたレオネサ戦では後半開始からピッチに立ち、3試合連続出場。後半5分、センターバックから縦パスを受け、ファウルを受けながらボールを奪われなかった場面で、クラブ公式チャンネル「レアル・マドリードTV」の解説は、「我々は何年も、サッカー、フィジカル、あらゆるものに直面しながらの日本人選手(中井)の成長を見ていますからね」とその足元のテクニックに触れた。
さらに、その直後、敵陣ペナルティーアーク付近から、右足、左足と立て続けにシュートを狙ったシーンでは「ピッチの4分の3のところで良い動きをしている。ふてぶてしさ、レベルの高さ……、1対1で技量がある」と評価を受けた。
後半32分の給水ブレイクでは、レアルの”英雄”で元スペイン代表FWのラウール・ゴンサレス監督から直々に指示を受けた中井。カスティージャでも「NAKAI」の名前がしっかりと刻まれている。