「僕の先生だった」 久保建英が語るマジョルカ同僚への思い「活躍するために…」
クラブ公式YouTubeチャンネルのインタビューで、同僚GKレイナの"サポート"に言及
スペイン1部のマジョルカは現地時間11日、レアル・マドリードから日本代表MF久保建英を1年間の期限付きで獲得したことを発表した。クラブの公式YouTubeチャンネルではインタビュー動画が公開され、チームメートへの思いも明かしている。
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久保は2019年夏にスペインの名門レアルと契約。その後は2年間でマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェと期限付き移籍を繰り返した。今夏の東京五輪出場を経て、来季への去就が注目されていたなか、マジョルカへのレンタル移籍が決定。久保にとっては2シーズンぶりの古巣復帰となった。
久保の加入発表とともに、マジョルカは公式ツイッターで自転車に乗った久保が本拠地ソン・モイシュ内を走る様子が収められた一本の動画を投稿するなど歓迎ムード。さらに公式YouTubeチャンネルではインタビュー動画が公開され、2シーズンぶりとなる古巣復帰への思いを語っている。
インタビューでの冒頭、久保は「マジョルカのことを恋しく思っていた」と明かし、スペイン挑戦1年目の2019-20シーズンに在籍した古巣への愛着を公言。今回のレンタル移籍が成立する前には、チーム関係者からメッセージを受け取っていたといい「彼らからのメッセージを受け取った時ここに来ることを決め、このチームの一員になりたいと思った」と、決断までの経緯を述べている。
マジョルカは、久保が前回所属した19-20シーズンのリーガ・エスパニョーラで19位へ沈み2部へ降格したが、ルイス・ガルシア監督を迎えると、チームの再建に成功。自動昇格となる2位でフィニッシュし、新シーズンでの1部復帰を決めた。
わずか1シーズンで1部への返り咲きを決めたチームには、2シーズン前にも在籍していたメンバーが複数揃っている。久保は「チームメートはほぼ全員知っている。新しい選手を含めてもほとんど全部。自分のことを新しく加わった選手だと感じていない」と、あまり違和感がないことも覗かせていたなか、前回の在籍時を振り返り”指南役”として関わってくれた36歳GKマノーロ・レイナへの思いも明かした。
「前回僕は18歳の少年だった。マノーロ・レイナが僕のことをとても可愛がってくれた。活躍するためにどうプレーするか教えてくれたし、僕の先生だった。彼はとても良い人物で誰もがそれを知っている。彼は僕のことを気にかけてくれた」
スペイン挑戦1年目のシーズン、久保は保有元のレアルから移籍したマジョルカで飛躍を期したものの、シーズン序盤は思うような活躍ができなかった。その苦境を自らの力で打開し、最終的にリーグ戦35試合に出場して4得点4アシストをマーク。攻撃陣の中核を担う存在まで成長を遂げた要因の一つには、守護神の温かなサポートがあったのかもしれない。