栄華を極めたミラノがチャイナタウンに⁉︎ インテルも中国企業と最大910億円で身売り交渉中

伊紙が報じる アリババグループと交渉中のミランに続き、インテルには蘇寧グループが接近

 サッカー界においてヨーロッパの先進都市とされてきたイタリア・ミラノが、チャイナタウン化しようとしている。中国の蘇寧グループがインテルの株式取得に乗り出し、過半数の株式を買収して実質的なオーナーになると複数のイタリアメディアが一斉に報じている。

 先日、インテルのオーナーであるインドネシア人実業家のエリック・トヒル氏と、前オーナーのマッシモ・モラッティ氏から株式を取得し、20パーセントの株主になると報じられた蘇寧グループだが、実際には過半数の株式を確保する動きを見せていることが明らかになった。

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、蘇寧グループは、29.5%の株式を保有するモラッティ氏からすべての株式を買い取り、トヒル会長からは約30%を残した株式を取得するという。これにより、蘇寧グループは70%の株式を保有して実質的なオーナーとなり、モラッティ氏は完全にインテルを離れる見込みだとしている。そして、その交渉は6月中にまとまる可能性があると報じている。

 イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」では、モラッティ氏によるコメントも伝えている。

「記事を私も読んだが、彼らもまだ交渉中ということだろう。私のところに新しい知らせは来ていない。条件や時期などにもよるものだ。様子を見よう。彼らが会った時に、具体的な動きが生まれるだろう。中国人グループも株式を取得するということは、クラブの手助けをするということだ。それは、移籍市場でのポテンシャルを高めることにつながるだろう」

 

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