「当時はまだ赤ちゃんだった」 チェルシー英雄テリー、復帰したルカクの成長に太鼓判

10年前にチェルシーで共闘したFWロメル・ルカクとDFジョン・テリー【写真:Getty Images】
10年前にチェルシーで共闘したFWロメル・ルカクとDFジョン・テリー【写真:Getty Images】

10-11シーズン時代を知るテリー氏は「より良いオールラウンドな選手になった」と評価

 元イングランド代表DFジョン・テリー氏が、10年前に初めてチェルシーに加入した当時のベルギー代表FWロメル・ルカクについて、「当時は赤ちゃんだった」と回顧しつつ、クラブ史上最高額の移籍金で再加入したストライカーへの期待を語った。英紙「メトロ」が報じている。

 ルカクは昨季のセリエAで24ゴールを挙げて、インテルの10年ぶりとなるリーグ制覇に大きく貢献。多くの実績と経験を積んで世界的ストライカーに成長し、今夏にチェルシー史上最高額となる移籍金9750万ポンド(約149億円)で8年ぶりに古巣復帰を果たした。

 ルカクが初めてチェルシーに在籍した2010-11シーズン当時、キャプテンを務めていたテリー氏は、マレーシアのスポーツチャンネル「Stadium Astro」で「彼のほかにもケビン・デ・ブライネ、モハメド・サラーといった選手たちがいた。当時の彼らはまだまだ赤ちゃんで、競争もハイレベルだった。彼はディディエ・ドログバを超える必要があったからね。当時のディディエは世界有数のストライカーだったから、それはとても困難なことだった」と振り返った。

 そして、現在はプレミアリーグの顔となっているベルギー代表MFデ・ブライネ(マンチェスター・シティ)やエジプト代表FWサラー(リバプール)のように、ルカクの成功もテリー氏は後押ししている。

「その後、ルカクは1年ごとに成長した。ウェストブロム(ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン)への期限付き移籍、マンチェスター・ユナイテッドなどのビッグクラブへも移籍し、異なる国にも行って、異なる習慣、異なる特徴を学んできた。それによって、より良いオールラウンドな選手になった。彼がクラブにとって、素晴らしい補強になると確信しているよ」

 昨シーズンはトーマス・トゥヘル監督がシーズン途中に就任し、クラブ史上2度目となるUEFAチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げたチェルシー。新シーズンは前回準優勝に終わったFIFAクラブワールドカップ、プレミアリーグといった戦いが控えているが、ルカクは自身を再獲得したクラブで、期待された結果を残せるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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