資金難のインテル、”10番”流出は回避へ 英クラブ関心も…契約延長の意向を海外指摘
資金難でルカク放出も、ラウタロは残留を明言? 「彼はインテルを出ていかない」
昨季のイタリア・セリエAで優勝を果たしたインテルは、ベルギー代表FWロメル・ルカクのチェルシー移籍が正式発表された一方、もう1枚の看板ストライカー流出は避けられる模様だ。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
ルカクは昨季のリーグ戦で24ゴールを決め、ユベントスのリーグ連覇を9でストップする原動力になった。しかし、そのシーズンを終えた今オフに向け、チームには屋台骨を揺るがす事象が明らかになった。インテルはオーナーグループである中国家電大手の蘇寧グループが新型コロナウイルスの影響もあり、経営不振に。米オークツリー・キャピタルから3億3600万ドル(約370億円)の資金調達をする契約をしたとされるが、一方で3年以内に返済できなければインテルの経営権を失うという報道がされた。
そうした事情もルカクを移籍金1億1500万ユーロ(約150億円)で放出せざるを得なくなった理由の一端として考えられるが、セリエA通算100試合37ゴールで背番号「10」のアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは残留を明らかにしているようだ。
アルゼンチンメディア「Tycスポーツ」のセサル・ルイス・メレロ記者は、マルティネスの代理人であるアレハンドロ・カマーノ氏のコメントとして「イングランドからのオファーにも関わらず、彼はインテルを出ていかない。ミラノで幸福であり、クラブへの愛がある。来週には、契約延長に向けてクラブと話し合う。私たちの望みは明らかだが、彼ら次第の面もある」とレポートしている。
一時期はスペインの強豪バルセロナから強い興味が報じられていたラウタロだが、まだ23歳と若くインテルにとっては重要な存在だと言える。資金難を理由とした中心選手の放出が続くインテルだが、プレミアリーグのアーセナルとトッテナムが獲得に乗り出したとされる中で、前線の核になるべき「10番」は何とか残留となるようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)