「ビッグクラブで挑戦するチャンスを逃したくなかった」

　それでも、浦和移籍を決断した理由やプレーヤーとしての理想像に野心を垣間見せる部分もあり、「日本を代表するようなクラブからの声で悩むようなところはあったけど、ビッグクラブで挑戦するチャンスを逃したくなかった。成り上がれるだけ、成り上がりたい。小さい頃からボランチなのに存在感のある中田英寿さんや長谷部誠選手のようになりたいと思っていた」と、今回の浦和加入での思いを表現した。

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　すでにロドリゲス監督は平野のことを「チームのブレーンになれるタイプ」と評して期待を語っていた。東京五輪の中断明け初戦となった9日の北海道コンサドーレ札幌戦は内容的にも厳しい1-2の敗戦であり、シーズン前半戦も中盤から前線へ攻撃をつなげていく構成力には課題が見えていた。

　今季、J2のFC琉球から加入のMF小泉佳穂、栃木SCから加入のMF明本考浩がすでに中心的な存在になってきている浦和だが、平野がそれに続く存在になるのかどうか注目される。