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チェルシー監督、放出濃厚な23歳FWの状況に言及 「クラブを変えるのかの決断」
トゥヘル監督が、自身の政権下では出番を減らすアブラハムについて言及
チェルシーのイングランド代表FWタミー・アブラハムは昨季チームトップタイの12得点を決めるなど序盤戦は主力として活躍したが、トーマス・トゥヘル監督の就任によって出場機会を減らし、今夏の移籍が噂されている。ドイツ人指揮官は、「彼を信頼しなかった私の責任」と23歳FWの置かれた状況について説明した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
アブラハムは昨季、フランク・ランパード監督の下ではセンターフォワードのファーストチョイスとしてプレー。プレミアリーグでは前半戦だけで6得点をマークしたが、今年1月にトゥヘル監督が就任後は負傷も重なって出番が激減していた。
最終的には公式戦12得点でドイツ代表FWティモ・ヴェルナーと並ぶチーム最多得点を挙げたアブラハムだが、今夏の移籍市場での移籍が噂されている。ジョゼ・モウリーニョ監督率いるセリエAのASローマへ3400万ポンド(約52億円)で移籍合意とも伝えられているなか、トゥヘル監督はアブラハムが現地時間11日に行われるビジャレアルとのUEFAスーパーカップに出場する可能性を示唆しつつ、移籍が噂されることについて自身の責任があると語った。
「タミーは今チームの中にいる。彼はこの試合に向けて準備をしていた。彼は明らかにこの半年間のことに満足していない。満足していなかったのには理由があるのかもしれないが、それは彼を後押しせず、ほかの選手と同じレベルで信頼しなかった私の責任かもしれない」
チェルシーはインテルからベルギー代表FWロメル・ルカク獲得に迫っており、実現すればアブラハムの序列がさらに下がる可能性は高い。トゥヘル監督は「彼がもっと出場機会を求めてるのも分かる」とアブラハムの移籍に理解を示し、「昨シーズンを終えたポジションからチームに戻るために戦うのか、それともレギュラーとして出場するチャンスを得るためにクラブを変えるのかの決断」が必要だと語った。
アブラハムに対してはローマのほかにもアタランタやアーセナルも興味を示していると言われるが、チェルシーは国内のライバルクラブへの移籍には否定的だとされている。
UEFAスーパーカップのビジャレアル戦は、アブラハムにとって最後のアピールの場となる可能性がある。将来を期待される23歳の決断に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)