本田自身が期待する”脱・本田”によるハリルJの進化 「自分がいない方が良いくらいのものを…」
「オプションの数が少なすぎると…」
ヨーロッパでプレーする本田にとっては、このキリンカップはシーズンオフに入る前の最後のゲームになる予定だった。それだけに、「時期的にはヨーロッパでプレーしてる選手も、Jリーグでプレーしてる選手も、移籍どうこうっていうような話もあるでしょ。で、たぶん皆さんにもいろいろ話してないような選手も、いろんな案件を抱えてる選手もいるかもしれないし。そういう選手ともいろんなことを、いろんな未来について、可能性について話してます」と、来季以降の去就について選手同士でも話題になっていると明かした。
その一方で、自身が欠場するハリルジャパンについて2018年のロシア・ワールドカップも見据えた提言をしている。
「そもそも僕が入るか入らないかでそんなに左右してるようでは、2年後のワールドカップも結果を残せないでしょうから、むしろある意味、違うプランではこっちの方がいいというくらいのものが見れないと。オプションの数が少なすぎるのかなと、正直感じているので、そういう期待を込めて外から見たいなと思います」
本田による“脱・本田”の提言となった。フィジカルの強さを持ち、これまで日本代表のゲームでは抜群の得点力を発揮してきた本田が欠場するこのキリンカップでは、ブルガリア、デンマーク、ボスニア・ヘルツェゴビナといったヨーロッパ勢と対戦する。その中で、ハリルジャパンは本田の立場を危うくするようなオプションを見つけることができるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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