「生きた心地がしない」 J1名古屋の“絶対的リーダー”が明かす大怪我との闘い

「どんなに調子が悪くても時間が解決してくれる」

「地道に、少しずつしか良くならないものですし、しっかりと時間をかけないと再断裂の可能性も上がってしまう。だから焦らず、頑張ることは必要ですけど、頑張りすぎてもダメ、やりすぎてもダメ、という日々を過ごしています。時間が解決してくれるという部分もあるので、つまりどんなに調子が悪くても時間がなんとかしてくれる。1日、また1日と、サッカー選手として怪我なくやっている時と同じように、昨日より今日とやるべきことをしっかりやっていく。それが積み重なれば、時間とともに良くなっていくと思います」

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 キャプテンとしての責務を果たしきれない自分には「何もやれていない」と不甲斐なさを感じてしまう一方で、「チームにとってプラスになる働きかけはあると思っている」と試行錯誤も繰り返す。復帰時期はまだまだ先になりそうだが、丸山の存在感は変わらないだろう。「外から自分が力になれるように、上手く働きかけをしたい」。その経験は必ずや、復帰後のプレーに厚みや深みをもたらすことだろう。

(今井雄一朗 / Yuichiro Imai)

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今井雄一朗

いまい・ゆういちろう/1979年生まれ。雑誌社勤務ののち、2015年よりフリーランスに。Jリーグの名古屋グランパスや愛知を中心とした東海地方のサッカー取材をライフワークとする。現在はタグマ!にて『赤鯱新報』(名古屋グランパス応援メディア)を運営し、”現場発”の情報を元にしたコンテンツを届けている。

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