ハリルが代表初招集の小林と大島の起用見送りを示唆 「彼らはまだ準備ができていない」
若手2人にシビアな評価を下した指揮官 浅野は起用の可能性を明かす
日本代表に初招集となり、強気な発言で注目を集めている磐田MF小林祐希だが、バヒド・ハリルホジッチ監督は「まだ準備ができていない」とバッサリ。手倉森ジャパンから昇格となったMF大島僚太(川崎)とともに、6月3日のブルガリア戦(豊田スタジアム)などキリンカップの2試合では、起用しない可能性が高いことを明らかにした。
ブルガリア戦を控えた記者会見で、ハリル監督は今回招集した若手3選手のうち、昨年の東アジアカップで一度招集している広島FW浅野拓磨を除く2人に対し、シビアな評価を下した。
「浅野拓磨、小林祐希、大島僚太の3人のうち、大島と小林はまだ準備ができていないかなと思う。彼らはまず見て、学んでもらう。もし可能なら(試合に)出すが、今のところは浅野の方が試合に関わるチャンスがかなり大きいかなと思う。そうは言っても、過ごした時間は少ない。昨日、初めてタクティック(戦術)トレーニングをしたが、彼らの様子を見て、私が合宿に呼んだことの意味を証明してくれたと思う。いいトレーニングだった。彼らは能力を示したが、ディスカッションはする。そのために準備している。彼らの能力はあるので、できるだけ代表に定着するよう努力してほしい」
前線での飛び出しを高く評価していた浅野以外の中盤の2人、小林と大島はまだA代表のピッチを踏みしめる段階に達していないと指摘。左利きのテクニシャンである小林は、日本代表で背番号10を要求するなどビッグマウスで注目を集めている。
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