「一緒にいる写真はレア!」 ブラジルDF、東京五輪マスコットとの2ショットに脚光
金メダル獲得の38歳DFアウベス、笑顔で東京五輪マスコットの“ミライトワ”と2ショット
U-24ブラジル代表は7日、横浜国際総合競技場で行われた東京五輪サッカー男子の決勝でスペインと対戦し、延長戦の死闘の末に2-1で勝利して、2016年リオデジャネイロ五輪に続く2連覇を達成した。オーバーエイジ(OA)として参戦していた38歳DFダニエウ・アウベスは、金メダル獲得に歓喜を爆発。表彰式後には東京五輪のマスコットキャラクターの「ミライトワ」との2ショットも撮影し、ファンから「かわいい」「なんて美しいマスコット」など反響の声が寄せられている。
準決勝でメキシコをPK戦で破り決勝に進出したブラジルは、強豪スペインと金メダルを争うハイレベルな攻防を展開。前半38分に得たPKのチャンスはFWリシャルリソンがゴール上へ外してしまうが、同アディショナルタイムにFWマテウス・クーニャがワンチャンスを生かして先制点を決めた。後半16分にスペインFWミケル・オヤルサバルに豪快なボレー弾を叩き込まれ同点に追いつかれたものの、その後も高い集中力を維持して緊迫した攻防を展開。1-1のまま試合は延長戦に突入した。
両国のプライドを懸けた総力戦となるなか、延長後半3分、ブラジルに歓喜の瞬間が訪れる。右サイドからの大きなサイドチェンジを受けた途中出場のFWマルコムが一気に突破し、スペインGKウナイ・シモンとの1対1を左足で冷静に決めて勝ち越しゴール。ブラジルが前回の2016年大会に続く連覇で、2回目の金メダルを獲得した。
試合後、多くの選手が歓喜を爆発させ涙も流すなか、OAとして参戦し若手を引っ張ってきた38歳DFアウベスも万感の表情。チームメートと抱き合い、優勝の喜びを噛み締めていた。
そんなベテランDFは金メダルを授与された表彰式後、銅メダルを獲得したメキシコの選手から2ショット撮影を頼まれるなど大人気だったが、ブラジルサッカー連盟公式SNSはアウベスが東京五輪のマスコットである「ミライトワ」と笑顔で写真に納まる2ショットを投稿。この1枚に国内外のファンから、「選手とミライトワが一緒にいる写真はレアです!」「かわいい」「マスコットとの写真って今大会珍しいね」「なんて美しいマスコット」「このオリンピックのマスコットは酷い」など様々な声が寄せられていた。
バルセロナやブラジル代表として数々のタイトルを獲得してきたアウベスだが、38歳で初出場した五輪での金メダルは格別だった様子。ミライトワの隣で見せた無邪気な笑顔が、それを物語っているようだった。