森保監督は「失敗した」 英国人記者、日本のメダル逸を招いた2つの“戦略ミス”を指摘
多くの才能がいた日本…メダル獲得の絶好のチャンスを逃してしまった
結局、日本は絶好のチャンスを逃してしまったように感じる。多くの才能がいて、大きな可能性があった。希望もあった。試合終了のホイッスルの後で流した久保のほろ苦い涙は、閉ざされた夢の大きさを物語っていた。
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疲労困憊していたというのは言い訳にはなるだろう。しかし、改めて振り返れば、森保監督は自分の間違いを認めなければならないはずだ。チームをローテーションさせなかったこと、違いを生み出せる才能とクリエイティビティ(創造性)を持った選手を信頼しきれなかったことは間違いだった。
それこそが、日本が1968年以来のメダルを探し続けたまま五輪を終えた理由だろう。その時が来るのを、まだ待ち続けなければならない。
(マイケル・チャーチ/Michael Church)
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。