「監督の差は浮き彫りになった」 本田圭佑、五輪総括で持論「森保さんが悪いではなく…」
本田圭佑が「NowVoice」でU-24日本代表の戦いを総括「選手がどれだけ成長したのかは目に見えて分かる」
元日本代表MF本田圭佑が7日、音声メディア「NowVoice」のライブ配信を行い、東京五輪で4位に終わったサッカー男子の結果について「戦力だけを客観的に見て悪くなかった。でも良くもなかった」と総括した。そして「監督の差は浮き彫りになった」と語り、日本の指導者ライセンス制度の改正などサッカーを取り巻く環境の変化が必要だと、改革案を提言した。
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東京五輪に臨んだサッカー男子のU-24日本代表は、グループリーグで南アフリカ、メキシコ、フランスを破って参加16カ国中唯一の3連勝を飾り、首位で決勝トーナメントに進出。準々決勝ではニュージーランドをPK戦の末に下して、2012年ロンドン五輪以来2大会ぶりのベスト4へと駒を進めた。
しかし、勝てばメダル確定の準決勝スペイン戦は、スコアレスで迎えた延長後半10分にレアル・マドリードMFマルコ・アセンシオに決勝点を奪われ0-1で敗戦。そして銅メダルを懸けた6日のメキシコとの3位決定戦は、序盤にPKとFKから2失点してリズムを崩すと、1-3と完敗した。
自国開催の五輪で4位という結果について、本田は「(ファンからの)期待は置いといて、戦力のみを客観的に見て悪くはなかった。でも良くもなかった」と率直に述べた。内容は評価できるものだったとしたが、「もちろん、選手たちは満足していない」と選手の気持ちに寄り添った。
そうしたなかで本田は、日本では多くの選手が海外クラブでプレーし、急速に成長している一方で、指導者の実力が追いついてきていないのではないかと懸念しているようだ。
「日本は1998年にワールドカップに出て、それから20年ちょっとで選手がどれだけ成長したのかは目に見えて分かる。岡田(武史)さんが最初に指揮した時から、日本の指導者のレベルも上がっています。上がっているんでしょうけど、選手の急激な(成長)スピードには追いついていないというのは事実。これはかなり大問題で、誰かが言わないといけない」