メッシ、PSG合意間近でムバッペのレアル移籍加速? “年俸52億円”捻出に向け売却か
バルサ電撃退団のメッシがPSGと交渉、豪華3トップ結成に期待も…可能性は低いと海外報道
バルセロナを退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシはパリ・サンジェルマン(PSG)への加入が噂されているが、これがフランス代表FWキリアン・ムバッペの去就にも影響が出る可能性をスペイン紙「AS」が報じている。ブラジル代表FWネイマールも含めた豪華なトリデンテを拝める可能性は低いようだ。
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交渉に近い関係者は「今季は100%PSGでプレーする」と、メッシとPSGの合意が間近であることを「AS」紙に対して認めたという。一方でメッシの側近は「オファーを検討する」としたうえで、まだ確定ではないと慎重な姿勢だとしている。
いずれにしても、PSGにとってもメッシ獲得の障壁は財政問題だ。カタール資本の豊富な資金力を持つPSGとはいえ、ネイマールやムバッペに加えて、メッシの年俸を支払う余裕はない。もしメッシをチームに加えるというなら「ムバッペを売らなければならないかもしれない」状況だと報じられている。ネイマールは5月に2025年まで契約延長をしたばかりで残留は確実だが、ムバッペ、メッシとの豪華3トップ結成は困難のようだ。
レアル・マドリードへの移籍の噂が絶えないムバッペは来年6月までとなったPSGとの契約を延長する意思はないが、ラストイヤーとなる今季はPSGに残留する見通しだった。しかし、メッシのバルサ電撃退団によって新たな展開を迎える可能性が出てきた。
「AS」紙はムバッペの評価額は1億6000万ユーロから1億8000万ユーロ(約207億円から233億円)だとし、少なくとも2シーズン分のメッシの給料と契約ボーナス、手数料などを支払うのに十分な金額だと見込んでいる。フランス紙「レキップ」によれば、メッシへのオファーは2年契約に3年目の契約延長オプションが付く形で、手取り年俸は4000万ユーロ(約52億円)とされている。
レアル・マドリードにはバルセロナが直面したようなサラリーキャップの問題もなく、今夏のムバッペ受け入れの準備はできている。皮肉なことだが、メッシのバルセロナ退団が、ムバッペのレアル加入を後押しすることになるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)