韓国を倒して釜本氏超えだ! U-21日本代表FW鈴木武蔵が伝説のストライカーの記録まで「1」得点

大会得点王に意欲

  U-21日本代表FW鈴木武蔵(新潟)は、28日の韓国・仁川のアジア大会決勝準々決勝の韓国戦で、大会日本人最高ゴール記録と決勝弾を誓った。鈴木は大会開催国のアウェーの地で迎える世代初の日韓戦に向け、武者震いを隠しきれない様子だった。
 
「韓国なら自分も力を試すいい相手。精いっぱいやって、何としても勝ちたい。韓国は正統派で球際に厳しい印象。厳しいプレッシャーも来る。相手の動きの逆を付いて、マーカーのチェックをはがせたら、チャンスも来ると思う」
 韓国は、蔚山現代GKキム・スンギュ、ホッヘンハイムDFキム・ジンス、マインツDFパク・チュホと23歳以上のオーバーエイジ枠をフル活用している。この大会で優勝すれば、兵役を免除されるとあってモチベーションは高い。
 だが、鈴木は抜群の身体能力で韓国の厳しいマークをかいくぐり、ゴールを狙うという。鈴木は25日のパレスチナ戦の前半27分、強烈なヘディングでゴールを決める活躍で、4-0の勝利に貢献した。これで前回の広州大会で得点王に輝いた、名古屋FW永井謙佑の大会5得点に並び、同大会の日本人史上2位タイ記録となった。日本サッカー界のゴールキング、釜本邦茂氏が66年バンコク大会で記録した6得点まであと「1」と迫っている。
「大会得点王? もちろん追いつきたい気持ちはある。少ないチャンスで決めないといけないし、一つのチャンスに集中して勝利につながる働きをしたい」
 アウェーの日韓戦でメモリアル弾を決め、日本に勝利の凱歌を揚げることができれば、日本サッカー史にその名を刻むことができるかもしれない。少ないチャンスをものにし、鈴木が敵地で韓国を倒す。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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