「軸になってもらわないと困る」 元日本代表DFが五輪メンバーで“今後期待したい3人”
栗原勇蔵氏は「メキシコ戦に出ていた選手の多くがA代表の中心になると思う」と期待
U-24日本代表は6日、東京五輪サッカー男子の3位決定戦でメキシコに1-3で敗れ、53年ぶりの銅メダル獲得は果たせなかった。それでも、自国開催のプレッシャーのなかでグループリーグを唯一3連勝で首位通過し、準決勝では強豪スペインを延長戦まで苦しめた戦いぶりは評価に値するだろう。元日本代表DF栗原勇蔵氏に、今回のメンバー18人の中から“今後に期待したい3人”を挙げてもらった。
MF久保建英が日本人史上初となる五輪のグループリーグで3試合連続ゴールを決めるなど、メキシコ(2-1)やフランス(4-0)に勝利した日本は、目標に掲げた金メダル獲得に向けて勢いをつけた。ベスト8でニュージーランドを延長PK戦の末に破ると、準決勝ではスペインと対戦。相手に押し込まれながら延長まで持ち込んだが、FWマルコ・アセンシオにスーパーゴールを決められ、0-1で屈した。
53年ぶりの銅メダル獲得に気持ちを切り替えて臨んだ3位決定戦のメキシコ戦、前半13分にPKで先制点を献上すると、その後もセットプレーから2失点。後半に途中出場のMF三笘薫が個人技から1点を返したが、追いつけずに1-3で敗れ、最終的に4位で大会を終えた。
栗原氏は、「誰もがメダルを期待していました。このメンバーで、日本開催のアドバンテージもあったなかで、メダルを取れなかったのは選手たちもショックだと思います」と言及。同じベスト4だった2012年のロンドン五輪を引き合いに、「すべての面で進歩していると思うけど、ベスト4から上の壁は、日本以外のチームも進化しているからこういう結果になる」と語った。
そして、東京五輪世代の選手たちに、「五輪が最終目標じゃない。今日出ていた選手の多くがA代表の中心になると思うので結果を出してもらいたい」と期待を寄せた。栗原氏が今後に期待したい3人は以下のとおり。