「感情をコントロールできず」 久保建英、メキシコ戦後の号泣姿に対戦国メディア注目

今大会3得点でベスト4入りに貢献したMF久保建英【写真:Getty Images】
今大会3得点でベスト4入りに貢献したMF久保建英【写真:Getty Images】

久保はメキシコに1-3で敗れ、試合後にピッチ上で号泣

 東京五輪サッカー男子の3位決定戦が6日に行われ、U-24日本代表はメキシコに1-3で敗れ、53年ぶりのメダル獲得を逃した。試合後、ピッチ上で号泣する20歳のMF久保建英の姿は、世界中の人々の心を打ったようだ。メキシコメディア「mediotiempo」は、「銅メダルを懸けた試合でメキシコに敗れ、久保が大泣きする」と報じた。

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 1968年のメキシコ五輪以来のメダル獲得が期待された日本だったが、メキシコに敗れて、自国開催の五輪で期待された結果を残すことはできなかった。チームの中心選手として期待された久保は、グループリーグの全3試合でゴールを挙げたものの、決勝トーナメントに入ってからは不発に終わった。

 大きな期待を寄せられていた久保は、1-3が試合が終了すると、ピッチ上に倒れ込み、あふれる涙を抑えきることができなかった。その様子を「mediotiempo」は、「レアル・マドリードに所属する選手は、ピッチの中央に座り込むと感情をコントロールすることができなかった。日本のコーチングスタッフ、チームメート、対戦相手が歩み寄っても収まらない様子は、胸が張り裂けるようなものだった」と伝えている。

 また、メシシコ紙「マルカ・クラロ」も公式ツイッターで、「あなたの心を砕く瞬間。日本人選手は銅メダルの懸かった試合でメキシコに敗れて涙にくれた。元気を出して!」と、励ますメッセージを送っている。

 3年後のパリ五輪にも出場できる年齢の久保。今大会の悔しさを胸に、再び金メダルを目指して戦うことを期待したいところだ。

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